スポーツ判事のジャンパオロ・トゼル氏は19日、インテルFWルク・カスタイニョスに3試合の出場停止処分を科すと決定した。17日のボローニャ戦の後半、同選手がボローニャDFアンドレア・ラッジに向けてつばを吐いたことが、『スカイ』の映像で映っていたからだ。主審による処分はなかったが、映像判定によって処分が決まっている。

リーグ戦5試合でわずかに勝ち点1、3連敗中と危機にあるインテルだが、キャプテンのMFハビエル・サネッティは『スカイ』で、マルセイユとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグから巻き返すべく、結果を残すという意欲を示している。

「僕ら同士、そして(クラウディオ・)ラニエリ監督と話をした。最近の良くない結果から、流れを変えたいという意欲はある。まず僕らが取り戻さなければいけないのは、1カ月前にあったバランスと団結だ。そこからリスタートしなければいけない」

サネッティは今が難しい時期であることを認めつつも、前を向こうとしている。

「7年間にわたって勝ってきたけど、これは最初の困難だ。でも僕は、(マッシモ・)モラッティ会長がこのチームをさらに強くしてくれるはずだと確信している。そして、これまで手にしてきたすべてに再び勝つ意欲がある、とね」

「僕はこれまでのキャリアで、誰からも何もプレゼントしてもらっていない。僕が最初にラニエリ監督に言ったのは、『ピッチだろうがベンチだろうが、スタンドであっても、僕は手を貸すためにここにいます。インテルのことを考えているからです』ということだった」

「僕が常にプレーすべきだと監督が考えているのなら、何かしらの理由があるだろう。インテルが負けると、悪く言うインテリスタたちはたくさんいる。僕らは前を向かなければいけない。インテルはクラブとして、そしてその歴史からも、そういったことの上にあるからだ。だから、前を向こう。インテルは間違いなく、もっと強くなる」