インターネットや携帯電話、そしてスカイプもなかったはるか昔、ハリウッドで愛を育んでいたカップルを<Huffington Post>が一挙ご紹介!

ハンフリー・ボガート&ローレン・バコール
1944年の映画『脱出』で共演し、恋仲となった2人。当時はボガート(愛称ボギー)が45歳、バコールが19歳と年の差カップルで、ボギーは既婚者でもあった。その後ボギーと妻で女優のメイヨ・メソットの離婚を受け、2人は1945年に結婚。ロサンゼルス近郊に住み、『三つ数えろ』『キー・ラーゴ』『潜行者』の3本の映画で再び共演した。

「ボギー&バコール」と呼ばれ、ハリウッドのおしどりカップルとして今でも人々の憧れとなっている彼ら。男女2人の子供をもうけ、1957年のボギーの死まで一緒だった。

ポール・ニューマン&ジョアン・ウッドワード
この2人も、ハリウッドのおしどりカップルとして有名。1953年にポールの舞台デビュー作『Picnic』で知り合い、1957年に映画『長く熱い夜』で再び顔を合わせたことがきっかけで交際をスタートした。1年後に結婚した彼らは、2008年に結婚50周年を迎えることができたが、ポールは同年9月にこの世を去った。

何かと誘惑の多いハリウッドだが、最後までジョアンを裏切ることはなかったというポール。「家で"ステーキ"が食べられるのに、なぜわざわざ外に"ハンバーガー"を食べに行かなくちゃいけないのさ」と言ったとか。

フランク・シナトラ&エヴァ・ガードナー
ハリウッドで最も波乱万丈なカップルといえば、フランクとエヴァかもしれない。恋の炎は出会ったときからあったようで、フランクはMGM(映画スタジオ)でエヴァを見たとき、「僕はあの子と結婚するだろう」と思ったとか。もっとも、フランクは当時すでに結婚していたため、これが現実となったのは離婚後の1951年のことだった。結婚生活は結局、1957年に終わりを迎えている。

スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーン
1941年の映画『女性No.1』での共演をきっかけに交際を始めたスペンサー(愛称スペンス)とキャサリン。スペンサーにはすでに妻がおり、彼女は夫とキャサリンとの関係を知りつつも、最後まで離婚を拒否していた。

スペンサーとキャサリンとはその後も『パットとマイク』や『招かれざる客』(スペンサーの遺作)を含む複数の映画で共演し、1967年のスペンサーの死まで、公私共にパートナーであり続けた。結婚はしなかったものの、キャサリンはかつて、「彼のためなら何でもする」とスペンサーへの思いを吐露していた。