リーダー初心者でも上手くチームを機能させる方法

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 チームリーダー、いわゆる「マネジャー」という立場に初めて就いたとき、仲間とのコミュニケーションの変化に戸惑ってしまったことのある人も多いのではないでしょうか。

 ビジネスは基本的にチームで進めるもの。そのチームの統括者たるマネジャーは、自分以上にチームメンバーのことを考え、最大限の力を発揮できる環境をつくっていかなければいけません。
 ここでは、『チームで最高の結果を出すマネジャーの習慣』(小林一光/著、すばる舎リンケージ/刊)より、初めてマネジャーになった人がチームを上手く機能させるために知っておきたい3つの方法をご紹介します。

■主語を「私」から「あなた」に変える
 優秀なプレイヤーがマネジャーになった際によくしてしまう失敗が、メンバーの気持ちを考えない状態で業務を進めてしまうことです。プレイヤー時代に優秀だったからこそ、「私が正解を知っている」という態度を取ってしまいがちですが、それではメンバーの思考力を奪ってしまいます。チームで仕事をしていく上では、一人ひとりの能力を活かすことが大切。主語を「私」から「あなた」に変え、「あなたはどんなチームを作りたいか」「あなたはこのチームでどんな成績をあげたいか」といった具合に、チームメンバーそれぞれの考えや素質を聞き出し、その意見を重要視したほうがチームとして機能します。

■マネジャーを「演じる」
 マネジャーは上からのプレッシャーも直接受けますし、またチームメンバーよりもすべての面で有能であると見せなければいけないと思ってしまいがちですから、自分の主張をチームメンバーに押し付けてしまうこともあるでしょう。そんなときにどうして起きてしまうのがチームメンバーとマネジャーの軋轢であり、「自分は嫌われている」という自己否定の感情です。
 そんな風にならないようにするには、マネジャーを「演じる」ことが大切です。そうすれば、やるべきことをやった結果としてメンバーに不快な思いをさせてしまっても、そこで嫌われるのは自分が演じているマネジャーという別人格です。本当の自分の人格を否定されるわけではありません。マネジャーという役割に徹するために、マネジャーを「演じる」のです。

■目標は「できる数字」でなければ意味はない
 メンバーをチームにコミットメントさせるために必要な目標数字の設定。個々のメンバーを決める際には、メンバーの過去の実績やキャラクター、能力などの情報をもとに、最適な数字を一緒に考え、見極めていきます。
 ここで注意したいのが、「やりたい数字」と「できる数字」を分けて考えること。「できる数字」に基づかなければ、メンバーの目標自体に現実味がなくなり、その結果チーム全体の目標も曖昧になってしまいます。メンバーの能力や成長段階に応じて、根拠ある目標を定めていきましょう。

 本書は、外資系生保の営業マネジャーとしてチームを業績日本一に導いた実績を持つ小林一光さんが、マネジャーに向けてチームで結果を出すために必要な47の秘訣を教えてくれる一冊です。
 「チームとしてどう動き、結果を出すか」ということを考えてなければいけないマネジャーは、基本的に自分のことだけを考えていればよかったプレイヤーとは大きく違います。いかなることがあってもチームが機能するように、まずはこの3つから試してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)



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