インテルは17日のセリエA第24節でボローニャと対戦する。前節ノヴァーラ戦での黒星から流れを変えたいインテルだが、FWディエゴ・ミリートとMFデヤン・スタンコビッチが風邪で不在。クラウディオ・ラニエリ監督は次のように話している。

「我々は流れが良くない。できるだけ早く調子を取り戻さなければならないね。ボローニャは年が明けてからアウェーで負けていないし、我々は勝ち点を手にしなければならない。本来のプレーをしなければいけないね。出られない選手たちもいるが、注意を払い、失点しないようにしなければ」

GKジュリオ・セーザルは15日に負傷が心配されていた。指揮官は同選手について、「彼は出場を望んでいる。今が特殊な時期だと分かっているから、諦めたくないんだ」とコメント。チームの状況についてこう続けた。

「招集しなかった選手(ミリート、スタンコビッチ、リカルド・アルバレス、ワルテル・サムエル)は調子が良くない。(ディエゴ・)フォルランは良くなっているが、彼が入ればすべてが解決するというわけじゃないよ。リズムを取り戻すために少し時間が必要だ」

「(ヴェスレイ・)スナイデルはノヴァーラ戦でマークを外していたし、たくさん枠内シュートを打っていた。若手にもっと出場機会を? 彼らがプレーするときは、サポートする必要がある。サン・シーロが騒がしいとき、ベテランたちはそれを受け流すことができるが、若手は影響を感じてしまう」

ラニエリ監督の立場も確実ではないと見られているが、指揮官は問題ないと強調している。

「私は全力を尽くすつもりだ。新しいプロジェクトを信じており、そのために最大限の力を注ぐ。選手たちも監督も、全員が試されるんだよ。(マッシモ・)モラッティ会長が勝利を望み、そのために計画を建てるのは当然のことだ」

また、バルセロナのペップ・グアルディオラ監督がインテルカラーのマフラーをしていたことについて、ラニエリ監督は「見ていない。いずれにしても、それに悩まされることはないよ。私は60歳なんだ」とコメントした。

一方、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督が、ユーヴェに対してPKが与えられていないと怒りをあらわにしたことについて、ラニエリ監督はこう述べている。

「コンテが、審判たちがユーヴェにPKを与えることに懸念を持っていると言った? だったら、インテルに対しては、審判たちは恐怖を感じているんだろう。主審が試合を掌握しておらず、我々の試合でたくさん間違えたときは、私も怒る。だが、コンテには賛成できない。そうやって声を上げる者によって、審判たちが影響されないことを願っている」