凄腕弁護士の5つの仕事力

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 仕事をしていると、「コイツはすごい!」と思うようなデキる人もいれば、「なんだかな」と思ってしまうような人もいます。両者の違いは何なのでしょうか。
 23歳という若さで司法試験に合格し、弁護士業の傍らメディア出演や本の執筆もこなす谷原誠さんは、著書『同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」と言われる私の5つの仕事術』(中経出版/刊)で、自分の仕事力を構成している5つの力について触れています。
 忙しい弁護士という仕事をしながら他の活動や趣味にも打ち込む谷原さんはまぎれもなく「デキる人」のはず。彼のいう「5つの力」とは一体何なのでしょうか。

■行動力
 ビジネスをするうえで「結果を出す」ことは必須。効率的に業務を進め、結果を出すことがデキるビジネスパーソンの条件です。
 仕事を効率的に進めることについて、谷原さんは「目の前の仕事にとにかく着手する」ことが大事だとしています。頭で考え過ぎると手が動かなくなるというのは多くの人が経験しているのではないでしょうか。
 また、谷原さんは成果を出し続けている人は「ある程度見切り発車している」といいます。完璧を求めすぎることも、行動に移せない原因となるのです。

■先見力
 たとえばスポーツでは、ゲームの展開を読んで、相手がどう出てくるかをあらかじめ考えておくことで試合を優位に運ぶことができます。事態を「先見すること」は弁護士の仕事でも他の仕事でも大事なことです。
 この「先見力」を養うために、谷原さんは
・「観察」…偏見を入れず、物事をありのままに見ること。
・「察知」…観察したことのなかの問題やその原因に気づくこと。
・「想像」…相手の立場に立って追体験すること。
・「仮説」…見えてきた問題の解決法や結論を仮説する。
 などの力を養うことをすすめています。

■相手力
 弁護士として、相談に来るクライアントの不安や悩みを聞き続けている谷原さんですが、弁護士のなかには、クライアントに対して独善的な態度を取り、「話はわかりました、後は任せてください」と相手の話を打ち切ってしまう弁護士もいるといいます。
 しかし、これではクライアントに不安を抱かせることにもなりますし、仕事の拡大にもつながりません。
 常に相手の立場に立って物事を見ていれば、もっと親身になって相談に乗れるはず。自分の目線だけでなく相手の目線でも物事を見ることは、どんなビジネスでも必要とされることです。

■危機管理力
 自分が今行っている仕事に含まれるリスクや危険を、早い段階で察知できるかどうかも、仕事がデキる人とできない人の分かれ道になります。
 しかし、表面化していないリスクに気がつくことは難しいものです。谷原さんはリスクを早めに察知できる人の習慣として、
・あらゆることを想定する
・小さな変化に目を向ける
・過去の失敗を生かす
ことを挙げています。

■ブランディング力
 希少価値の高い資格を持っていれば安泰という時代は終わりました。
 たとえば弁護士も、弁護士の数は増えたものの仕事自体の数はさほど変わっているわけではないため、自分をブランディングして売り込んでいかないと「はやらない弁護士」になってしまうのだそうです。
 ブランディングとは、「自分がどういう人間で、どういうことができるか」をわかりやすい形で発信していくこと。
 一朝一夕にはいきませんが、根気強くブランディングを続けることで、自分の人生を変えるようなチャンスが舞い込む可能性は増すはずです。

 同業の弁護士から「どうしてそんなに仕事ができるの」と言われる私の5つの仕事術』には、今回取り上げた谷原さんの5つの仕事力のそれぞれが細かく解説されています。
 ビジネスパーソンなら誰しも憧れる「抜群にデキる人」になるためにも、谷原さんの仕事術を参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)


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