りょう(38)、和久井映見(40)、鈴木砂羽(39)が出演するNHKのドラマ『ビターシュガー』。このドラマは、様々な経験をしてきた39歳の女性3人が、優しくてちょっと頼りない自由きままな男たちに翻弄されていく、大島真寿美氏の同名小説を原作にした作品です。

 大人の女性の人生模様だけでなく、若い世代の成長をも取り上げる大島氏。リズミカルな文体で、現代の人たちを鮮やかに切り取っていく作風が人気をよんでいます。幅広いテーマを取り上げることができる秘訣は、幼いころからジャンルにこだわらずに様々な本を読んできたからだそう。

 そんな大島氏が、うって変わって史実を基に豊かに紡ぎだした作品が書籍『ピエタ』です。2012年本屋大賞にもノミネートされている同作は、18世紀のヴェネツィアが舞台。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するビエタ慈善院で「合奏・合唱の娘たち」を指導。ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届きます。その後、一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれるといった物語です。

 書評家の藤田香織氏は、同作をとにかく凄いと評価。

 「著者初の歴史小説で、ミステリー的要素もあり、もちろん音楽小説で、時代を越えた女子の友情小説でもあり、間違いなく大島真寿美の現時点での最高傑作で......と、いろいろ書き連ねたくなるが、とにもかくにも『感動作』というのは、本書のような作品のことを指すのだと断言しておこう」(藤田氏)

 本当の感動が味わえるという同作。本屋大賞受賞前に感動を独り占めするか、受賞後に感動を共有するかは、あなた次第です。



『小説『ビターシュガー』以上? 大島真寿美の最高傑作といわれる本屋大賞ノミネート作『ピエタ』』
 著者:
 出版社:ポプラ社
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