「君子は豹変する」という言葉がある。

 豹の毛が抜け変わって、文様が鮮やかに浮かび上がることから、「君子は、誤りがあれば、すみやかにそれを改め、面目を一新する」という良い意味だ。

 論語の中にも、同じような意味で、「過(あやま)って改めざる、是を過ちという」というように、すぐに過ちだと気付いたら、躊躇せずに改めることこそ、君子の行いだという言葉がある。

 実際、間違ったと思ったら、君子だろうが、なんだろうがすぐに間違いを認め、謝れば、大きな問題にならないことが多い。これは私たちの実生活では当然のことだ。

 ところが、会社等には、悪い意味での「君子は豹変する」的な上司が多く存在する。いわゆる言うこと、やることが一変してしまう上司のことだ。

 こういう上司に仕えると、不幸だし、経営者にそういう人を戴いていると会社の業績は傾いてしまう。彼らは、自分のことを君子だと勘違いして、「過ち」を認めて、すぐに方針変更する。そしてそれがなぜ悪いと居直るのだ。

 私もそういう「豹変」上司に仕えたことがある。その上司に相談して銀行内の組織変更を実施することにした。彼も勢い込んで、「さあやろう!」と私を勢いづかせた。私はプランを立て、彼と一緒に企画部や人事部に協議に行く。するとお決まりのように反対だ。

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