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 お笑いコンビ・南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(33=よしもとクリエイティブエージェンシー)が、2月11日、広島市中区スポーツセンターで行われたアマチュアボクシングの全日本女子選手権ミドル級(リミット75キロ)決勝戦に出場。鈴木佐弥子(30=ワールドスポーツ)に26-11の判定勝ちで優勝を果たした。しずちゃんはロンドン五輪代表枠を争う世界選手権(5月、中国・秦皇島)日本代表に選ばれた。

 日本の女子ミドル級は選手層が薄いため、しずちゃんはこれが通算2試合目、国内では初の公式戦。ミドル級のエントリーはわすか3人で、しずちゃんはシードされた。10日の準決勝で石井智紋(福山平成大コーチ)を破った鈴木に、しずちゃんが勝利し見事全日本を制した。

 さて、問題はこれからだ。しずちゃんは本当にロンドン五輪に行けるのだろうか。女子ボクシングは同五輪で正式種目として採用された。階級はフライ級(48〜51キロ)、ライト級(57〜60キロ)、ミドル級(69〜75キロ)の3階級のみ。

 五輪に出場できるのは各階級12人ずつ計36人。5月の世界選手権でベスト8に入れば、無条件で五輪への出場権を獲得できる。ただ、五輪では3階級しかないため(全日本は6階級)、重い選手が体重を落として、ミドル級に出場する可能性も高く世界は激戦区となる。公式戦わずか2試合の経験しかないしずちゃんがベスト8に入るには、相当厳しい道が待ち受けていると見られている。

 では、世界選手権でベスト8に入れなかった場合だが、3階級で残り12人が出場できる。残りの枠は開催国枠と各大陸枠で、その枠に入る必要がある。各大陸枠は各国・地域に振り分けられるが、その選考基準は日本アマチュアボクシング連盟によると、3月のアジア選手権(16日開幕=モンゴル)の結果が反映される可能性があるものの、正式な決定方法はまだ決まっていないという。従って、世界でベスト8に入れなかった場合に備えて、まずはアジア選手権で好成績を挙げておく必要がある。

 「やっと五輪のスタートラインに立てた。後で振り返ったとき、今日の自分は弱かったなと思えるくらい強くなりたい。練習あるのみ。マネジャーと日程を調整し、しばらくは練習に集中できる環境づくりをしたい」と先を見据えたしずちゃん。勝負の世界は結果がすべて。五輪に行けるかどうかは、今後に懸かっている。
(落合一郎)