メンズの日常着に新提案 「whykay(ワイケイ)」デビュー

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 デザイナー小林遊児(こばやし ゆうじ)氏が、新ブランド「whykay(ワイケイ)」を発表した。同氏が手掛けるメンズブランド「drestrip(ドレストリップ)」のショップで開催された展示会で初披露。スウェットパーカなど、カジュアルなアイテムにも上質な素材を用いた「drestrip」とは異なる、新たな切り口で"大人の日常着"を提案した。

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 「whykay」は、アラフォー世代(40代前後)の男性へ向けた新ブランド。"日常的なモダニズム"をテーマに大人の為のユーズフルでモダンな服を提案する。「密かなこだわりを持つクールな三枚目」をイメージしたシャツやカットソー、コート、ジャケット、シューズ、アクセサリーなどをラインナップしており、デビューシーズンとなる2012-13年秋冬コレクションでは、リリーフランキーさん・坂本龍一さんをイメージした男性像を打ち出した。ブランド名は、小林氏のイニシャルに由来した遊び心のあるネーミングになっている。

 2011年に発生した大震災以降、エンドユーザーの物に対する価値観に変化があり、消費が落ち込んだことなどを受けて、構想中だった「whykay」を再考。「今持っている服にプラスしてケミストリー(融合)を楽しむ『頑張らない服、きどらない服』」を展開する。独自の鞣し製法で作られた手触りの柔らかいレザーアイテムは、着心地を考えたストレスフリーなデザイン。「パターンメイキングには、かなりの時間をかけた(小林氏)」というように、人間の体に合ったコンフォータブルなウェアが特徴になっており、シャツにはブルゾンのパターンを採用している。

 小林氏は、「『whykay』では、コンビニにも着ていける日常着をちょっとオシャレに、モダンに表現しています。同世代の男の人が格好良く着れる、キメ過ぎて無い服をつくりたかった。服に寿命があって当然なので、擦り切れるまで着て欲しいです」と「whykay」の魅力を話し、今後については「売り手と作り手、買い手のコンセンサス(=複数意見の合意)を増やしたい」と消費者やスタッフとの関係の重要性に触れた。