昨年秋、パナマでのラストW杯を制し、一躍注目の的となったオランダ。その劇的な勝利によって、オランダ国内では一気に野球への注目度が上昇。今年は協会創設100周年ということもあり、まさに歴史的なシーズンとなります。その2012年度シーズンのレギュレーションと日程が、オランダ王立野球・ソフトボール協会(KNBSB)から発表されました。

 今季の開幕戦は、3月29日にDOORネプチューンズ‐L&Dアムステルダム・パイレーツという組み合わせで行われます。このカードは3連戦で、4月1日まで行われますが、一昨年と昨年の王者同士の対戦、またともに今年のヨーロッパカップに出場する、国内を代表する強豪同士とあって、目が離せないカードとなっています。レギュラーシーズンは7月8日まで行われ、その後ハーレムベースボールウィークを挟んで、7月26日からプレーオフが開幕(上位4チームによる二次リーグ方式で、これは昨シーズンと変わりありません)。また、7回戦制で行われるオランダシリーズは、8月16日〜26日までの日程で開催。

 もちろん、これだけ日程が早く消化されるのは、9月に地元開催するヨーロッパ選手権が控えているためです。この日程の前倒し以外の変化としては、大きく分けて2つが挙げられます。1つは、ナイターの開始時刻が変更されたこと。昨年までは、ナイターゲームは7時45分から行われていましたが、今年は7時30分からと15分早められます。これは、前述のとおり野球への関心が高まっており、子供同伴で球場にやってくる親も増える可能性がある、ということとも、おそらく関係があるんじゃないでしょうか(もちろん、あくまでも推測の域を出ませんが)。

 2つ目の変化は、昨季リーグ最下位のADOが、新たに「ADOレイカーズ」とクラブ名を変更したこと。詳細は不明ですが、どうやら他クラブとの合併があったことに伴い、名称変更に踏み切った模様です。今オフは、結局失敗に終わったものの、オランダ代表エースのロブ・コルデマンス(パイレーツ)の獲得に動くなど、精力的な動きを見せていたADOですが、どうやら彼らが見せる「変化」は、まだ終わっていなかったようですね。なお、フーフトクラッセの参加チームの顔ぶれに、昨季から変わりはありませんが、おさらいの意味も込めて、以下に改めて載せておこうと思います。

2012年度フーフトクラッセ参加チーム
・L&Dアムステルダム・パイレーツ
・DOORネプチューンズ
・ヴァッセン・パイオニアーズ
・コレンドン・キンヘイム
・Mr.Cocker HCAW
・スパルタ・フェイエノールト
・UVV
・ADOレイカーズ

 冒頭にも述べたとおり、今季は文字通り区切りの年を迎えるオランダ球界。イタリアに次いで、ヨーロッパで事実上2番目の国内リーグとして、グラウンドでのプレーレベルの高さは言うまでもなく、今年はスタンドでの熱気に関しても、これまでとはひとまず違う姿を見せてもらいたいですね。もちろん、どこがタイトルを制するのかにも注目。一昨年には、ネプチューンズが勝率9割超えという圧勝を見せたこともありますが、今年はディフェンディングチャンピオンのパイレーツも含めて、最後まで優勝の行方が分からないような、熱いシーズンになってくれればと思います。

ソース:http://www.mister-baseball.com/neptunus-amsterdam-open-2012-hoofdklasse-season/