韓国の大邱地検は8日、2009年から10年にかけて行われた同国プロバレーボールVリーグの試合で、八百長を行い謝礼金を受け取った元選手と、ブローカーを拘束したと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 プロバレーボール界で八百長が発覚したのは今回が初めて。元選手はバレーボールチーム「KEPCO45」に所属していた当時、10年2月23日に忠清南道天安市のユグァンスン体育館で行われた「現代キャピタル」との試合で、自身が所属するチームがセットスコア1−3で負けるように操作した疑いが持たれている。

 元選手は守備を専門とするリベロプレーヤー。ブローカーと事前に打ち合わせを行った上で、所属チームを負けさせるため試合中は決定的な瞬間にとわざと失敗していた。

 元選手とブローカーは、違法スポーツ賭博サイトに巨額のお金を賭け、八百長で発生した収入を分けていた。元選手は11年7月に引退するまで2、3回八百長に加担したとみられている。

 検察は、口座記録を詳しく追跡する一方、元選手がほかの選手も八百長に加担していたと供述していることから、検察は捜査対象を「KEPCO45」の選手全員に拡大し調べを進める方針。

 韓国では10年、同国のプロサッカーKリーグで現役選手らによる八百長疑惑が浮上した。昌原地検は11年7月に、八百長に加担し謝礼金を受け取った容疑で、選手37人を起訴するなど大きな衝撃を与えた。

 韓国メディアは、プロサッカーに続きプロバレーボールでも八百長事件が発覚し、八百長がほかのスポーツ種目にまで広がっていると伝えた。(編集担当:新川悠)