FCバルサ監督のマネジメント術

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 会社やスポーツチームなど、あらゆる組織にはリーダーが存在します。
 それだけに「理想のリーダー像」について書かれた本はこれまでにも数多く出版されてきましたが、いざ自分が組織をまとめる立場に立ったとき、どのようなリーダーを目指すべきかわからず、悩んでしまうのではないでしょうか。
 ワールドビジネスサテライト(テレビ東京系)の2012年1月4日放送回にゲスト出演したサッカー日本代表の遠藤保仁選手が、おすすめの本として挙げていた『グアルディオラのサッカー哲学』(ファン・カルロス・クベイロ、レオノール・ガジャルド/著、今井健策/訳)は、FCバルセロナの監督として世界の頂点を極めた名将グアルディオラの人となりや、サッカーに対する情熱がつづられているのですが、「組織マネジメント」や「リーダー論」という視点で見ても大変興味深い内容となっています。
 就任してすぐに結果を出し、頂点まで登りつめたグアルディオラは、どのような方法でチームを束ねていったのでしょうか。

■最も熱心に仕事に取り組む
 組織をまとめる立場だからこそ、自分が最も熱心に仕事に取り組まなければなりません。
 グアルディオラは、朝も夜も関係なく対戦相手の分析をし、納得がいくまで考え続けます。彼の側近スタッフによると彼は、直近の対戦相手の録画映像を少なくとも4試合分は見るそうです。
 この熱心さこそが、成功するリーダーの第一の条件だといえます。

■独自の規律を作る
 グアルディオラはまた、選手たちを束ねるために独自の規律を作りました。食事管理やトレーニングに関する姿勢など、いままであいまいだった部分にも目を光らせたのです。
 もちろん、相手はプロ選手ですから反発する人もいたでしょうが、全選手に等しく規律を課すことで、皆が一つの方向を向いたと言います。
 組織にははっきりしない部分ができてしまうものですが、小さなことでもあいまいなままにしない姿勢もリーダーとして重要です。

■率先して他人から学ぶ
 立場が上になると、どうしても人から何かを教えてもらいにくくなるものです。しかし、上司やリーダーだからこそ、常に物事を吸収し続けないといけません。グアルディオラは誰かがやっていることが気に入れば当人を質問攻めにして学ぼうとします。相手の立場は関係ありません。どんな人からも貪欲に学び続けようという意欲を持っているのです。

 『グアルディオラのサッカー哲学』には、グアルディオラの半生や、組織マネジメント方法、ものの考え方まで、綿密な取材に基づいてつづられています。最強軍団を作り上げ、数々の栄冠を手にしたことで、今最も注目を集めるリーダーの一人である彼の人となりに触れることは、ビジネスパーソンにとっても役立つはずです。
(新刊JP編集部)


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