1201009NEWSvv01.jpgフランスには、ハッとさせられるエコな公共サービスが色々あるんです!

なかでも私のお気に入りは、「ヴェリブ」。
velo(ヴェロ)は自転車、libre(リーブル)とは自由という意味で、その名前が象徴するように、より自由にパリ市内を自転車で移動できるシステムです。ドラノエ/パリ市長の公約「市内の自動車交通量を2020年までに2001年の交通量の40%に減らす」という目標を実現するために、2007年からパリで開始されました。

登録すると、パリ市内の至る所(300メートル毎)に設置されている専用駐車場から自転車をレンタルできます。あとは好きな所まで乗り、降りたいという所に最も近い駐車場で返却するだけ。

1201009NEWSvv03.jpgこの大変便利な乗り捨て方式のレンタル自転車サービスは、パリでは日常茶飯事の自転車盗難を避ける事もできますし、パリ市がしっかりメンテナンスをしてくれている自転車に乗ることができてロハスなパリジェンヌの間でも大人気なんです!

しかも、30分以内に返却すれば、なんと、無料というのも人気の秘密。山手線の内側ぐらいの大きさという小さな街パリですから、乗り放題に近い感覚なのです。

ヴェリブ」はすっかり定着し、駐車場は1800 か所を超え、利用件数も1億回を突破しています。今やパリになくてはならない公共サービスになっています。

夏のヴァカンス期間には、たくさんの観光客もヴェリブをあえて使った観光や、メトロやバスを使わずにヴェリブだけで済ませている地元パリジャンも多く、パリの風物詩的な存在になっています。

もともと自転車好きのフランス人ですが、ヴェリブのヒットの理由は、その便利感と、プラスのお得感。

現在、パリ市内のメトロ・バス乗り放題は、ひと月62ユーロ(約6460円)。対するヴェリブは一年間の定期で29ユーロ(約3000円)! 比較してみても、ヴェリブをメイン利用すると、お財布への経済効果もスゴイ! 運動による健康効果もかなりのアップですから、地球への思いやりと同時に、自分にも良いこと尽くしですね。

また、「オートリブ」というレンタル自動車サービスも開始。土台はヴェリブとまったく同じで、でも自動車版という新サービス。しかも全車、エコ車なのです!

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利用者は月額12ユーロ(約1250円)の会費を払って登録し、車を使用する際には、30分ごとに5ユーロの(約520円)使用料を払います。乗り入れ&乗り捨てには、専用駐車場が各地にありますから、一般駐車場の空きを求めて、何十分もグルグルせずにすむのは、なんともラクチン!

この新サービスはどこまで定着するのか、楽しみですね。いずれにしても、ますますエコな政策、エコな生き方がパリではひろがりつつあるのは、確かです!

[ヴェリブ,オートリブ]

text by 豊島由佳
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photo.jpgフランス・パリを拠点に、幼少期より学び親しんだ能といった古典、伝説や神話、アミニズムなど、自然から生まれる日本のイマジネーションやその世界観を物語る映像作品を作っている。
http://www.yukatoyoshima.fr


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