初の再選

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きのう30日(2012年1月)に行われた日本相撲協会の理事選挙で、北の湖、貴乃花親方ら10人の新理事が決まった。その後の理事会で、満場一致で北の湖親方を第12代理事長に選出した。2008年に不祥事で理事長を引責辞任しており、返り咲きは史上初めて。

付いて回る「不祥事辞任」のマイナスイメージ

放駒理事長ら高齢の理事が退いたため半数が新顔になったが、定数10に対して12人が立候補し初めて立会演説も行われた。投票は一門の組織票でおよそ決まるが、今回は立浪一門で調整がつかず、造反票が貴乃花親方に流れて立浪の2人が落ちた。

注目は北の湖理事長だ。公益財団法人化など協会改革はまだ途上にある。理事が大幅に入れ替わったことで、調整力のある北の湖の名が早くからあがっていたが、不祥事で辞任しただけに外部からは「旧態依然」と映る。

相撲評論家の中澤潔氏も「マイナスイメージはある。不祥事を収められなかった北の湖をなぜ呼び戻すのか。そんなに人材がいないのか。いないんですね」

北の湖は理事長就任の会見で「一致団結して土俵に集中する。協会のためにがんばっていくことをみんなで目指さないといけない」と発言したが、相撲ファンのために頑張るとは言わなかった。表情も辞任した当時と変わらない仏頂面だ。イメージはたしかに古い。

力士の年俸制、サポーター制度、相撲学校など改革人気

司会の羽鳥慎一「初の再選だという」

宮田佳代子(フリーキャスター)「協会のためにというのが気になる。国技の相撲をどうするのかを見据えて改革してほしい」

舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「旧態依然ですね。世間の常識からはかけ離れてる。北の湖さんは不祥事のときも師匠の問題だと言っていた。結局、それで辞任になったのだが、その人がまた戻ってくるというのは一般の会社では考えられない」

中澤は「本当に改革というのなら貴乃花理事長」という。力士の年俸制、サポーター制度、相撲学校など、改革も行いやすく人気回復にもなると見ている。

舘野「貴乃花親方は本気で新しい提案を出している。今回は多分、 年齢的に若いということなのだろうが、他の一門からの票も入っていることでもあり、改革に進んでほしい」

宮田「立会演説を公開にすればよかった。聞いてみたいですよね」

たしかに。それができないところが問題。できるくらいなら、とっくに改革ができている。