錦織圭は、4回戦で世界ランキング6位の選手をフルセットの末に破り、オープン化(プロ解禁)以降、オーストラリアンオープン(全豪)で日本男子初のベスト8入りを果たした。大会史上、日本人選手が準々決勝に進むのは80年ぶりの快挙で、日本男子テニスの新たな歴史がつくられた瞬間だった。

 初めてグランドスラムのセンターコートという大舞台で戦った直後の錦織の声を聞いた。

――試合が終わったばかりで、まだ実感がないかもしれませんが、ベスト8に入って、ひとつの目標を達成できました。同時に、まだまだこれからという気持ちもあるのではないでしょうか。
そうですね、両方あります。もちろん嬉しい気持ちもたくさんありますし、まだまだトップ4に通用しないということを認識させられました。

――グランドスラムで初めてシードが付いて、ナーバスになりましたか。
いや、普段とそんなに変わらず、生活していましたね。

――ベスト8入りを決めた、ジョーウィルフィールド・ツォンガとの4回戦での勝利についてはどのように考えていますか?
すごくいいテニスができていたので、その中でツォンガに勝てたことは、すごく自信になりました。

――右ひじの手術による1年間の戦線離脱がなければ、もっと早く、この舞台に到達できたのではないか、とも思ってしまうのですが……。
もちろんケガも手術もなかったら、と思いますけど……。ま、それはどうしようもないことなので、考えてもしかたがないかなと。それがあったからこそ、今があるのだと考えるようにしています。

――ケガの後、ランキングが一時的になくなって、再びツアーで自分が戦う姿をイメージしにくい時もあったのでしょうか。
たしかに、トップ選手と再びやることを本当にイメージできない時があったので、その時期から考えると、信じられないくらいいい方向に向かっていると思いますね。

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