人生を生き抜くために必要な5つのものとは?

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 人生を生き抜くために必要なものとは何か?
 知的生産研究家の永田豊志さんは、「お金」「英語」「仕事」「家族」「思考力」の5つをあげる。そして将来の不安を解消するために、今から対策を練る必要があるというのだ。
 永田さんが執筆した『人生の大問題を図解する!』(光文社/刊)では、5つの人生を生き抜くために必要なものに対し、現状、そしてこれからどのように対処すべきかを、「Story」「Data」「Action」の順で解説していく。

 「仕事」がテーマの第3章の主人公は、社員が3人いるCM映像製作会社の社長・クロサワさん。一案件の売上はピーク時の10分の1以下。仕事を新米社員に任せるわけもいかず、仕事量は増えていく。徹夜作業で作ったデータのファイルを間違って、違うクライアントに送ってしまう…。

 もしかしたら実際にこんな状況に陥ってしまっている人もいるかも知れない。
 機材の進化や低価格化、動画編集ソフトなどが一般販売されたことにより、以前に比べて誰でも簡単に映像やDVDが作れるようになった。
 専門技能が必要なプロの世界であったはずの映像製作の現場は、昔のようなスペシャリティを感じなくなってしまった。また、削る経費といえば人件費だが、チームで大規模に製作することが減り、1人が単独で製作するスタイルにせざるをえなくなる。自動化、大量生産が難しい業種においては、非情に難しい経営環境となってしまっている。
 技術の進歩によるスキルのデフレーションから抜け出すには、「仕事の根本価値を見直す」しかない。クロサワさんは日々の忙しさの中で、顧客にとっての価値に考えが及ばなくなっていた。「顧客企業の商品がどうやったらヒットするのか?」「そのために自分にできることはなんなのか?」を常に念頭において仕事をすべきだったのだ。
 本当に商品のヒットにつながる映像作品を作る「ノウハウ」と「しくみ」ができあがれば、クロサワさんのビジネスは成長していくことになる。

 このように、本書ではテーマごとの物語から現実に起きていること、将来起きることを数字で具体的に解説し、すぐに行動に移せるアクションプランを紹介する構成となっている。結局、読んだだけでは何も変わることはない。行動をすることで失敗も成功も体験でき、何かを得られる。アクションを起こすことを念頭に読みすすめていくと良いのかも知れない。
(新刊JP編集部)


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