スタンフォード大学国際安全保障協力センターの薛理泰研究員が、米国の新たな軍事戦略について分析した。薛氏は「今の米国には中国のような地域的核大国と長期対立する財力はない。真正面からの衝突はなおさらのことだ。米国は客観的に財力もなければ、主観的に対決の意思もない。米国と中国の対立の戦略的目的は依然として『防』であり、緊迫した局面が今後も持続するだろう」と述べた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同氏の分析より。
米国は深刻な債務危機に陥っており、経済状況は思わしくないうえ、米軍はアフガニスタン戦争から身を引けず、イランの核危機は目前に迫り、一刻の猶予も許されない状況だ。今米国は傷を癒し、元気を回復する必要がある。「戦線収縮」は必然の方向性といえる。
オバマ大統領が演説後、米国のアジア太平洋地域における主要同盟国である日本はすぐにそれに追従した。読売新聞は社説で、「米国の新軍事戦略は同盟国が役割を発揮することに期待している。日本は防衛で貢献しなければならない。10年連続で日本は防衛予算を削減している。日本はこうした削減方針を中断し、軍備の再調整を重要課題とするべきだ」と指摘した。
中国の台頭を受け、米国はそれを抑える力を強化している。他国と協力し、中国の発展をけん制している。2010年以降、天安号沈没事件など国際的な衝突事件を通じ、韓国、日本は米国との同盟関係を強化してきた。これに対し、米国は戦略的計算があるに違いない。
こうしたことを踏まえ、北京は米国の新軍事戦略に過度に緊張する必要はない。米中関係は今でも変化しており、観察を続ける必要がある。(おわり 編集担当:米原裕子)






