毎日をイキイキと過ごすための“自分ホメ”とは?

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 2011年の活躍が認められ、サッカー界最高の栄誉である女子世界年間最優秀選手、「FIFAバロンドール」に輝いた女子サッカー日本代表・澤穂希選手が受賞時にコメントした「最終候補の3人に選ばれただけでも自分をほめてあげたいと思っていた」という言葉は記憶に新しいと思います。また、「自分で自分をほめたい」という言葉で思い浮かぶのはマラソンランナーとして活躍した有森裕子さんですが、プロで活躍するスポーツ選手の多くはストイックに自分を追い込み、常に謙虚な姿勢で競技に臨みます。

 謙虚だからこそなかなかする機会がない「自分をほめる」ということ。
 しかし、人間は誰かから認められたいという気持ちを必ず持っているはずです。それは自分で自分を認めるということも同じ。“ほめ方の伝道師”としてコーチングの分野で活躍している谷口祥子さんは『自分ホメ 毎日が100%輝く魔法の言葉』(集英社/刊)で、“自分ホメ”の重要性について説いています。
 では、“自分ホメ”を具体的に実践するにはどうすればいいのでしょうか? ここでは“自分ホメ”の方法についてご紹介しましょう。

■「自分ホメ」とは? その3つのステップ
 谷口さんは「自分ホメ」は3ステップから成り立つといいます。
(1)ネガティブな感情を受け止める
 まずは今持っている自分のネガティブな感情を素直に受け入れましょう。今自分はネガティブになっているんだということを認めれば、かえって楽になれるものです。
(2)パワーアップスイッチを入れる
 これは成功イメージを高めるためのものです。かつての自分の成功体験を思い出すスイッチを作るのです。例えば谷口さんには自分の首のうしろ側にスイッチがあるといいます。そこを触ることで心のコンディションをベストの状態にします。
(3)肯定的なメッセージを唱える
 何かをはじめるときにつきまとう「失敗したらどうしよう?」という想い。しかし、それではパワーを奪われてしまいます。そして案の定、失敗してしまうわけで、ここで自分に肯定的な言葉を贈ることが大切です。つまり“自分ホメ”です。
 この3つのステップを実践することで、望ましいコンディションで本番に臨めます。

■「自分ホメ」をするときの2つの心がけ
 「自分ホメ」をするために大切なのは、ほめやすい自分を作ることです。そこで谷口さんは「自分ホメ」をするときに次の2つを心がけているといいます。ひとつは自分に「禁止命令」を使わない、そしてもうひとつは取るべき行動を明確にすることです。
 「〜しないようにしよう」という禁止命令は、禁止されている事柄に意識が集中してしまうためその事柄をイメージして引き寄せてしまう危険性があります。つまり、「脂っこいものは控えよう」と思うと、どうしても脂っこいものに目が向いてしまいます。
 では、どうすれば良いのかというと、もうひとつ目の取るべき行動、つまり「やるべき」ことを意識するのです。そして、自分をホメるときも「脂っこいものを食べないでよかったね」ではなく、「ちゃんと食事のルールを守れたね」と言いましょう。そうすることで、自分が理想の状態に近づくスピードが上がります。

■「自分ホメ」は起床直後と就寝前に
 自分ホメを実践するタイミングとして本書内で勧めているのが、起床直後と就寝前です。朝起きたらその日の理想の一日を設定し、口に出します。続いてそれに役立つ自分の魅力を言葉にします。そしてさらに窓を開けてすがすがしい空気の中で深呼吸するとよりいっそう効果的です。
 就寝前は、その日よくやったと思うことを振り返り、ベッドに入ります。「作成した書類がいい出来だった」というようなちょっとしたことでもいいのです。良いイメージを持ったまま穏やかな気持ちで眠ることができ、潜在意識に良い影響を与えることができます。そして朝起きるときも「自分ホメ」でテンションをアップすることができ、好サイクルが生まれるはずです。

 本書では、「自分にホメるところなんてない」という人や「どういう風な言葉でホメるのが一番いいの?」といった疑問に対しての答えがつづられているだけでなく、毎日が楽しくなる「ちょっとした工夫」など、誰もがすぐに取り組める具体的な方法もあげられています。

 なかなか自分で自分をほめる機会はありません。しかしこの状態は、自分が自分の価値をなかなか認めてあげられないことにつながります。自分らしい生き方をするには、自分のことをちゃんと分かってあげて認めてあげる必要があるのです。だからこそ“自分ホメ”は重要だといえるでしょう。
 もし、自分がイケてないな…と思うときは、まず自分をホメてあげてみてください。そこから毎日が変わっていくかも知れませんよ。
(新刊JP編集部)



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