その一方で、「日本やインド、台湾の男子選手や中国の女子選手がグランドスラム大会での記録を続々と塗り替える中、中国の男子選手はいつまでたっても現状に甘んじたまま」とし、中国男子のトップ選手である張択の世界ランクが292位であることを紹介。「試合観、人生観など大きな部分で、錦織を含めたアジア選手との間に相当な開きがある」と嘆いた。

 男子プロテニス協会(ATP)会長のブラッド・ドリュウェット会長が「ヤオ・ミンの登場が中国バスケットへの見方を変えたように、ひとたび世界トップ50の中国人選手が登場すれば、中国テニスに対する世界の見方が変わる」と語ったことに対して、現状では「世界トップ50はハードルが高すぎる」とした。

 また、業界内にはこれまでトップ100ですら難しいという共通認識があり、錦織らほかのアジア人選手の台頭でようやく「われわれもできるはず」と考え始めたと論じた。ただ、そのためには「各方面の努力や長い長い道のりが必要だ」と付け加えた。

 最後に、中国国家スポーツ総局テニス管理センターの孫晋芳主任は以前「中国一の男子選手には一分の値打もない。定年前に世界のテニス界を席巻する中国男子選手を見ることは無理だろう」と切り捨て、中国人女子選手として世界のトップレベルで戦う李娜は「中国の男子選手はみんな中国で熟睡中。私たちも彼らが起きるのを待っている」と語ったことを紹介した。(編集担当:柳川俊之)