マナトレーディング(株)は、韓国人デザイナーEun ? Lee(ユン・ニル・リー)氏とのコラボで展開する「MANAS × Eun ? Lee」の2012年新作『Noh』コレクションを、先頃フランス・パリで開催された「メゾン&オブジェ 2012」にて発表した。
『Noh』コレクションは、その名の通り日本の伝統芸能である“能楽”における舞台美術や衣装文様に触発されたもの。全部で9柄ある。
例えば「Letters」は、能の謡本などに見られる手書きの仮名文字にインスパイアされている。ベース部分のポリエステルに、流れるような仮名文字を和紙で表現するという超絶技巧が凝らされている。さらに「Empire」は古来縁起がよいとされる吉祥文様「七宝」から、また「Glass」は桃山時代に流行った「露芝」模様に、「Leaf Together」は中国の伝説で鳳凰が宿る神聖な木で、日本の皇室や足利政権、豊臣政権が紋として使った「桐縦蔦」、「Box and Leaf」は徳川吉宗将軍も使った、子孫繁栄の意味があるめでたい紋章と、それぞれモチーフを伝統に求めつつ、新しい美の世界を追求している。
ちなみに、デザインから生産・流通まで、日韓タイ3カ国によるイーストクリエーションにより製作されていることも見逃せない点と言える(生産はタイのJIM TOMPSON)。