豪メディア「world wide of sports」は24日、全豪オープンで日本男子80年ぶりのベスト8進出を果たした錦織圭(にしこり・けい)のインタビューを掲載した。その中で錦織は、ベスト8進出について「初めてのベスト8で、ステップアップした気持ちでいる。だけどプレッシャーは感じていない」とコメント。また対戦相手のアンディ・マレーについては、「リスペクトしているが、彼を倒せるよう頑張る」と話している。

 ただ、錦織の対戦相手であるマレーは難敵だ。錦織は22歳と若いが、マレーもまだ24歳と若手の部類に入る。そしてマレーは、2008年から現在まで4大大会にて3度の準優勝、現ATPマスターズ1000にて7度の優勝を誇る。厳しい戦いは避けられない。

 英国のブックメーカーサイトに投じられたオッズも、この見方を裏付ける。多くのサイトで、マレーは1倍に近い数字である一方、錦織へのオッズは7倍を超えるもの。数字的には、圧倒的不利が予想される。錦織の快挙が賞賛される一方で、賭け金を投じる側はシビアな見方をしているといえるだろう。

 すでに報じられているとおり、NHKは急きょ本日のマレー戦生中継を決定。本日25日午後1時5分から、同局にてこの試合をオンタイムで視聴できる。錦織は、この予想を覆し、歴史にさらなる名を刻むことができるか。


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