血糖値対策は“うどん”より“ステーキ”?

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 全国で900万人以上もその疑いがあるといわれる糖尿病。
 さらに予備軍まで含めると2500万人以上にのぼるといわれており、誰もが他人事ではありません。

 糖尿病の対策に必要不可欠なのが血糖値のコントロール。そして、そのために必要なことの1つが食生活の改善です。
 食べ物を意識して変えることで血糖値をある程度コントロールできるようになるのですが、実はお肉やコーヒーなど、控えた方が良さそうだと思ってしまいがちなものが、糖尿病対策に対してとっておきの一品になるというのです。
 ここでは医学博士の板倉弘重さんが著した『ズボラでも血糖値がみるみる下がる57の方法』(アスコム/刊)から目からウロコの食生活の改善術をご紹介します。

<改善!>お昼の立ち食いうどんをステーキにする
 「あれ、肉は大敵じゃないの?」と思った方もいるかも知れません。しかし、血糖値に限ってはそうではありません。うどんは小麦粉からできていますが、小麦粉は炭水化物の塊。つまり血糖をあげる食品そのものです。しかも立ち食いうどんは長く時間をかけて食べるものではありません。よく噛まずに胃の中に入れてしまうことが多いですが、それが血糖値をより上昇させる要因となります。一方、ステーキには炭水化物が含まれてないため、血糖値のみに限れば問題はないと板倉さんは指摘しています。

<改善!>さば、いわし、あじなどの青魚が糖尿病の救世主
 残念なことに、日本人はほかの国に比べてインスリンを分泌する力が弱いとされています。それは、私たちの先祖が魚や野菜を主食してきたことに由来するそうです。そのため、現在の肉中心の食生活から昔の食生活に戻すのが良いといえます。また、その中でも青魚に含まれる成分、特にEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)という成分は血液をサラサラにする効果があり、DHAは神経系のリフレッシュにも役立つので、さば、いわし、さんまなどの青魚を多く食べてみてはいかがでしょうか。

<改善!>コーヒーは隠れ善玉だった!
 カフェインが多く、胃腸に負担をかけると思われてきたコーヒーですが、高血糖に対しては、善玉振りを発揮することが近年の研究を通して分かってきました。研究の結果、コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分が、糖代謝を活発にして血糖値を安定化させる上、インスリンの分泌を促してくれると考えられています。しかし、これは予備軍のみに限られ、なおかつブラックで飲むことを原則としています。すでに糖尿病を発症している人にとっては逆に血糖値をあげやすくなる研究もあり、注意が必要です。

 本書には他にも血糖値が気になる人でも飲めるお酒の紹介や、1日3食から5食にしたほうが良いという意外すぎるアドバイスのほかに、運動習慣やストレス解消法まで様々な血糖値の対策を紹介していますが、一番の特徴はなんともいってもズボラな人に向けて執筆されているという点です。
 ちょっと最近、血糖値を気になりだしたという人は、板倉さんのメソッドを少しずつでもいいので実践してみてはいかがでしょうか。早い段階でしっかりと手を打つことが何事も重要ですよ。
(新刊JP編集部)



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