19日のコッパ・イタリア5回戦で、ジェノアをホームに迎えるインテルだが、まだダービーでの勝利が話題となっている。

結果は議論の余地がないが、一部からはインテルが守備的だったという批判が上がった。ミラニスタからはインテルが「カテナッチョ」だったとして、ボールポゼッションが66%対33%だったと指摘している。

だが、クラウディオ・ラニエリ監督は18日の会見で次のように語った。

「みんながスペイン人になったようで、うれしいことだね。一つだけ言っておくよ。私はポゼッションが33%で試合に勝つ方が良い。とにかく、たくさんの試合を見ているが、とんでもないサッカーをしているチームは多くないと思うけどね。それに、ウチのサポーターは楽しんでいると思う。こういう試合を20試合やれば、何かしらに勝てるだろう」

「これがビッグマッチだったのか、そうじゃなかったのか、それを言うのは私じゃない。言っておきたいのは、我々は素晴らしいチームと対戦し、うまく自分たちが望むプレーをしたということだ。士気が高まる? 自信にどれだけつながるかは、今後の試合で見てみよう」

ダービーを制したことで、スクデットという言葉も戻ってきた。インテルはベストの状態なら、まだベストチームなのだろうか?

「それは私には分からない。我々の前には複数のチームがいる。だから、彼らの方がうまくやっているということだ。我々は1試合ずつ戦っている。出遅れたんだしね。だが、うまくやりたいと願っていることは確かだよ」

「私は1986年から指揮を執っている。今、私が世界最高の名門クラブの一つにいるということは、何かしらのことをやってきたという意味だ。誰も私を助けてくれなかった。だから、どこかで私が何かポジティブなことをしたというわけだ」

一方、コッパ・イタリアについて、ラニエリ監督はこのように述べている。

「とても重要だ。インテルは去年優勝したし、重視している。ジェノアとの試合は素晴らしい一戦になるだろう。寒いけど、サポーターが支えに来てくれることを願っているよ。スタジアムに多くのファンを連れ戻すことは、私と選手たちの願いだ。ローテーション? そうだね。私の選手は全員が試合に出るに値するからだ。チャンスを与えたい。それにふさわしいのだからね。ただ、もちろん、勝たなければいけない」

また、ラニエリ監督はMFヴェスレイ・スナイデルとFWディエゴ・フォルランについて、次のように話した。

「彼らはこのグループに溶け込まなければならない。彼らはゼロからスタートし、苦しんで、立ち上がり、戦ってきた。私が好きなメンタリティーを身につけなければいけない。だからこそ、彼らが試合に出たいなら、気迫あるプレーをしなければならないんだ」

だがその後、フォルランは右大腿直筋の肉離れであることが判明。ジェノア戦は欠場となり、おそらくはまた1カ月離脱しなければいけないだろう。