引き合いに出されたなでしこジャパンにとっては、思わぬ冷水だ。

17日、東京都内で行われた映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」の3Dプレミア試写会に、出演者として俳優の三浦友和氏らが登場した。同試写会にはサプライズとして、東京オリンピックで金メダルを獲得した“東洋の魔女”の異名をとった女子バレーボールチームの面々も登場した。

当時中学1年生だったという三浦氏は、このサプライズに大喜び。それだけならば良いのだが、当時の“東洋の魔女”たちの快挙を振り返って「なでしこ(ジャパン)が優勝したときの感動の10倍、20倍だった」とコメント。悪気はないのだろうが、結果としてなでしこジャパンのワールドカップ優勝の価値を下げるような発言をしてしまった。

これには、ネットユーザーもすぐに反発。「いちいち他の競技を引き合いに出すことないのに」「なでしこ達に失礼だとか考えないんだろうか」「昔は良かったと言いだしたらおしまい」「事実だったとしてももうちょっとぼかして言うべきだろ」といったコメントが並んでいる。

■関連リンク
川澄奈穂美さんの南アフリカへのイメージがギリギリすぎて危機一髪だった件。 - スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム
女子バロンドールを受賞した澤穂希さんが歴史的快挙に歴史的カチコチの巻。 - スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム
「澤穂希、2011年女子世界最優秀選手賞受賞で涙」と原田さん - ふっとぼうず
なでしこジャパンが2011年の日本スポーツ賞を受賞 - わくサカ