インテルは15日のセリエA第18節で、1−0とミラノダービーを制した。FWディエゴ・ミリートのゴールで大一番を制したクラウディオ・ラニエリ監督は、次のように話している。

「我々は大きなステップで進んでいる。ミランを倒すのは非常に重要なことだった。ほかのビッグクラブとの対戦が教訓となったね。我々は徐々に正しいエネルギーを手にしつつある。物事がうまくいき始めているね」

スクデット争いに完全に戻ったことにも触れないわけにはいかないだろう。

「その言葉(スクデット)は口にしないままでいたい。上位陣が走っており、今日は我々がミランを止め、ユヴェントスもブレーキがかかったね。まずは我々がヨーロッパリーグ出場権に戻ることが大切だった。次はチャンピオンズリーグ(CL)圏内を目指す。一つずつ進んでいこう。インテルには上位を求めて争う血が流れているんだ」

「ナポリやウディネーゼ、ユヴェントスとの試合でも、我々は最高のスタートを切ったと確信していた。だが、最初のミスでやられてしまったんだ。ハイプレスでエネルギーを無駄にせず、中盤でコンパクトにまとまり、そしてカウンターを仕掛けるように言っておいた。前半はあまりにパスをミスしてしまったね。おそらく、試合への緊張を感じすぎていたんだろう。後半のように流れるプレーができなかった」

インテルのフィジカルコンディションが素晴らしいと称える声に、指揮官はこう答えた。

「かつてのやり方はもう存在しない。今は選手たちを常に活発にしておく必要がある。プレーの仕方が大きく変わったんだ。これからCLも再開する。木曜にはジェノアとのコッパ・イタリアもあるんだ。常にトレーニングをすることができない」

また、マンチェスター・シティFWカルロス・テベスについて触れられると、次のように話している。

「テベスが加わるか? 絶対にないということはないよ。これからが素晴らしく、そして難しいんだ。(ヴェスレイ・)スナイデルと(ディエゴ・)フォルランという2人の素晴らしいカンピオーネが戻ってきたからね。彼らを加えていかなければいけない。彼らは我慢しなければいけないよ。ゆっくり戻って、その輝きを発揮してもらいたい」