東京の次はNYに従軍慰安婦のポスター1500枚「日本政府を圧迫する」

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今月初め、東京に貼られた従軍慰安婦問題を訴えるポスターが、ついにニューヨークの街中に登場した。

ポスターを作ったのは、毎度お馴染みの韓国人歌手キム・ジャンフン氏と、ソ・ギョンドク誠信(ソンシン)女子大学客員教授。ポスターが貼られたニューヨークの街中で、2人がガッツポーズを決める写真も公開されている。

キムとソ教授は、昨年12月30日に米経済誌ウォールストリート・ジャーナル(WJ)に従軍慰安婦の広告を掲載しており、ポスターは広告と同じデザインとなっている。ポスター作戦は、現地に住む韓国人留学生の協力を得ながら展開しているそうだ。

12日までにマンハッタン内のソーホー、タイムズスクエア、ウォールストリート、チェルシー、チャイナタウンなどに1500枚が貼り出されたという。

ソ教授は、「東京でポスターを貼った後、多くの日本人から連絡をもらった。広報効果があることが分かったので、世界中の人びとが集まるニューヨークにポスターを貼り、国際社会の世論を引き出そうと思った」と話した。

ポスター制作費を負担したキムは、「元慰安婦の方々が生きているうちに、必ず日本政府から謝罪と補償を受けたい。そのためにも、国際社会でこのような事実を広め、日本政府を圧迫していく」と意気込んだ。

キムとソ教諭は東京でポスターを貼った際、大阪や京都の中心地でも活動を行いたいと話していたのだが、実際に行われたのかは分かっていない。だが、現在もフランスや英国、メキシコなど住む韓国人留学生から活動に参加したいとの連絡が来ているそうで、彼らのポスター作戦はしばらく続くものとみられる。

参照:キム・ジャンフン、米ニューヨーク中心街に慰安婦ポスター掲載「謝罪要求」 - OSEN
参照:キム・ジャンフン慰安婦ポスター、ニューヨークの中心部!「世界の人びとに広める!」 - リビュースター

(文:林由美)

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