2007年にドラマ『グレイズ・アナトミー』のイジー役でエミー賞の助演女優賞を受賞し、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』や『幸せになるための27のドレス』、そして『男と女の不都合な真実』といったロマコメ映画で注目されたキャサリン・ハイグル。そんな彼女が、TVドラマとも普通のロマコメとも違う新境地に挑んだ映画『One For The Money』への思いを語った。

キャサリンが『One For The Money』で演じるのは、ステファニー・プラムという女性。親戚の手がける「保釈金立て替えビジネス」で働くことになった彼女は、拳銃を片手に街に繰り出し、返済が滞っている人物を探し出しては立て替えた保釈金を取り立てるのだ。

『One For The Money』予告編


これまで、恋に悩むアラサー女子を数多く演じてきたキャサリン。そんな彼女にとって大きな転機ともいえる今回の役については、「自分とは全く違うキャラクターだったから、オーバーな芝居をしすぎたんじゃないかって、けっこう不安なの」と『Elle』誌のインタビューに答えている。

「私の人生も、キャリアも、家族も、そういう何もかもが、この映画のヒットにかかってるわ」

こうキャサリンが話すのは、2011年に公開された2本の映画があまりヒットしなかったためだろう。アシュトン・カッチャーと共演した『キス&キル』と、ジョン・ボン・ジョヴィと共演した『ニューイヤーズ・イブ』は、大ヒットしたとはいえない興行成績だった。

一方、新境地として注目されているのは、キャサリンがガン・アクションに挑戦していること。彼女が拳銃を撃つシーンは『キス&キル』でもあったものの、それは被害者としてバトル・シーンに巻き込まれる形だった。しかし『One For The Money』では、悪人を相手に銃を撃ちまくるようだ。キャサリンの役者人生がかかった『One For The Money』は1月27日に全米公開される(日本公開は未定)。

キャサリンに関する10のトリビア
高校時代はチェロを弾いていた、『グレイズ・アナトミー』で共演したT・R・ナイトは私生活でも友人で、キャサリンの結婚式の介添人も務めた など