インターネットや携帯・スマートフォンが一般的になった今、離れて暮らす親子の連絡手段も変わりつつある。簡単な用件ならば、電話よりもメールが便利だという人も多いが、メールだけでは寂しいという親御さんもいる。
都内で一人暮らしをしている早苗さん(30歳・Web制作会社)は、岡山県に住む両親に(60代)にブログで日々のできごとを伝えている。
「母から催促の電話がかかってくるので、週に2〜3回はブログを更新しています。写真も多くして、文章も面白く書いているので、母はメールよりも温かみがあっていいと喜んでいます。父も時間があるときに読んでくれているみたいです。元々友だち向けに書いていたブログなんですが…。まあいいかなって感じです」
早苗さんが両親にブログで日々の様子を伝えるようになったきっかけは東日本大震災だ。そのいきさつについて伺った。
「東日本大震災以来、母からの電話が急に増えました。ただ、朝早く母から電話がかかってくると些細なことでケンカになっちゃうんですよ。だったらメールがいいと思って、母にメールを教えたんですけど、長い文を打つのは面倒だったり、私の返信が事務的なのが気に入らなかったりで…。それで、試しに私のブログのURLを教えたら、予想以上に気に入ってくれました」
両親がブログを見るようになって良かったことは多い。お母様からの電話が減ったし、早苗さんが事務的な短いメールを送っても文句を言われなくなった。帰省したときもブログに書いたことが話題になるので会話も弾む。「お付き合いしている人はいないの?」「仕事は忙しいの?」など一方的に聞かれることも減ったという。
孫の様子を伝えるためにブログを開設したという話はよく耳にするが、独女の場合は、「親にブログを読まれるのは勘弁して欲しい」という人の方が多いかもしれない。早苗さんの周囲の反応は?
「『親がブログを読んでいる』って言うと友だちに驚かれます。でも、私以外にも何人かいますよ。ブログを読んで父や母が安心できるなら、それでいいと思います。両親に読まれたくない内容は書かないか、別のブログに書けばいいんですよ」と早苗さんは話してくれた。
娘・息子が20代前後、両親が40代〜50代前半という場合では、SNSやTwitterを利用して、娘・息子の行動を知る親たちも増えているようだ。
正江さん(44歳・自営業)は、大学生の円香さん(21歳)の日々の様子をTwitterで知ることが多い。
「最初に利用していたのはmixiです。行動範囲も広いし友だちの数も多いから、いちいち私のメールに返信するのが面倒だったみたいで、娘の方から『心配だったらmixiのつぶやきを見て』と言ってきました。Twitterはその延長です」
「円香は今居る場所や食べたものなど、一日に何十回もつぶやくので、手に取るように行動がわかります。でも、こうなってくると普段はTwitterを使わなくなりますね(笑)。私もmixiで、たまにつぶやいたり日記を書いたりしていますが、娘も読むので変なことは書けません」
都内ショッピングモールに勤務する美佐子さん(47歳・販売)も、娘の愛さん(20歳)がライブで遠征をするときや帰宅時間が極端に遅くなるときは、mixiを見て安心を得るのだという。
そんな親子関係を美佐子さんは「本音を言えば、自分宛てのメールや電話がもっと欲しいけれど、ブログや“つぶやき”を使ったほどほどの距離感も悪くないかも」と話してくれた。
ブログやSNS、Twitterなど自分たちの“場”に、親が入ってくるのは「嫌だ!」という人は多い。でも、ほんの少し、娘・息子の行動や日々のできごとがわかるだけで親たちは安心でき、会話も弾むようになるようだ。今年は、ブログやSNS、Twitterを利用して、ほどよい距離を取りながら親子の心地良い関係を見つけてみてはどうだろう?(オフィスエムツー/神田はるひ)
都内で一人暮らしをしている早苗さん(30歳・Web制作会社)は、岡山県に住む両親に(60代)にブログで日々のできごとを伝えている。
「母から催促の電話がかかってくるので、週に2〜3回はブログを更新しています。写真も多くして、文章も面白く書いているので、母はメールよりも温かみがあっていいと喜んでいます。父も時間があるときに読んでくれているみたいです。元々友だち向けに書いていたブログなんですが…。まあいいかなって感じです」
早苗さんが両親にブログで日々の様子を伝えるようになったきっかけは東日本大震災だ。そのいきさつについて伺った。
「東日本大震災以来、母からの電話が急に増えました。ただ、朝早く母から電話がかかってくると些細なことでケンカになっちゃうんですよ。だったらメールがいいと思って、母にメールを教えたんですけど、長い文を打つのは面倒だったり、私の返信が事務的なのが気に入らなかったりで…。それで、試しに私のブログのURLを教えたら、予想以上に気に入ってくれました」
両親がブログを見るようになって良かったことは多い。お母様からの電話が減ったし、早苗さんが事務的な短いメールを送っても文句を言われなくなった。帰省したときもブログに書いたことが話題になるので会話も弾む。「お付き合いしている人はいないの?」「仕事は忙しいの?」など一方的に聞かれることも減ったという。
孫の様子を伝えるためにブログを開設したという話はよく耳にするが、独女の場合は、「親にブログを読まれるのは勘弁して欲しい」という人の方が多いかもしれない。早苗さんの周囲の反応は?
「『親がブログを読んでいる』って言うと友だちに驚かれます。でも、私以外にも何人かいますよ。ブログを読んで父や母が安心できるなら、それでいいと思います。両親に読まれたくない内容は書かないか、別のブログに書けばいいんですよ」と早苗さんは話してくれた。
娘・息子が20代前後、両親が40代〜50代前半という場合では、SNSやTwitterを利用して、娘・息子の行動を知る親たちも増えているようだ。
正江さん(44歳・自営業)は、大学生の円香さん(21歳)の日々の様子をTwitterで知ることが多い。
「最初に利用していたのはmixiです。行動範囲も広いし友だちの数も多いから、いちいち私のメールに返信するのが面倒だったみたいで、娘の方から『心配だったらmixiのつぶやきを見て』と言ってきました。Twitterはその延長です」
「円香は今居る場所や食べたものなど、一日に何十回もつぶやくので、手に取るように行動がわかります。でも、こうなってくると普段はTwitterを使わなくなりますね(笑)。私もmixiで、たまにつぶやいたり日記を書いたりしていますが、娘も読むので変なことは書けません」
都内ショッピングモールに勤務する美佐子さん(47歳・販売)も、娘の愛さん(20歳)がライブで遠征をするときや帰宅時間が極端に遅くなるときは、mixiを見て安心を得るのだという。
そんな親子関係を美佐子さんは「本音を言えば、自分宛てのメールや電話がもっと欲しいけれど、ブログや“つぶやき”を使ったほどほどの距離感も悪くないかも」と話してくれた。
ブログやSNS、Twitterなど自分たちの“場”に、親が入ってくるのは「嫌だ!」という人は多い。でも、ほんの少し、娘・息子の行動や日々のできごとがわかるだけで親たちは安心でき、会話も弾むようになるようだ。今年は、ブログやSNS、Twitterを利用して、ほどよい距離を取りながら親子の心地良い関係を見つけてみてはどうだろう?(オフィスエムツー/神田はるひ)






















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