どうせ持つならインパクト重視。いま、目の錯覚で楽しむ、だまし絵的デザインのバッグが人気を博している。

 出かける際に必要なものを詰め込むカバンやバッグ類。ブランド物や使い勝手など高い機能性が好まれる一方で、最近は手頃な価格で目立つこと請け合いと、だまし絵的なデザインのバッグ類も評判を呼んでいる。

 このところの市場規模は右肩下がりだ。矢野経済研究所の調査によると、日本国内における2010年度のカバン・袋物市場規模は、小売金額ベースで8901億円。そして2011年度の予想は8730億円と、2001年の1兆1510億円を境に10期連続で減少している。原因は、長引く不況に加え、各種ムック本の景品に洒落たバッグ類が付けられたことや、昨年の東日本大震災が、消費者の買い控え意識に拍車をかけた格好だ。

 そんな中、昨年後半から続々と登場しているのが、だまし絵的デザインのバッグだ。バッグが好きで比較的頻繁に購入すると言われる女性はもちろん、男性からも面白い、インパクトがあると支持を受け、ちょっとしたブームの感がある。

 例えば「Blue Contour Canvas Bag(MollaSpace/アメリカ)」は、スタイル抜群の女性の横向きの上半身、ボーダー柄イラストが描かれたトートバッグ。しかしひとたび肩にかければ、目の錯覚を利用して女性の理想的な体型をアピールできる。同商品を肩に冬の街を颯爽と闊歩すれば、かなり目を引く存在となりそうだ。色は5タイプ、価格は49.95ドル(約3832円)。

 一見イラストかと思わせるバッグもある。こちらは「fu-bi(フウビ)」がウェブサイトで販売する「JumpFromPaperシリーズ(5980円より)」だ。ショルダーバッグやハンドバッグなど7種類あり、いずれも太い縁取り、ポップな配色が特徴で、持ち歩けば誰もが「おや?」と振り返ること必至と、注目度満点の商品だ。もちろん大小ポケットも随所に配置されているので、収納に関しても問題はない。

 さらに、個性的でユーモア度も抜群なのが「リアルバケツトート(7980円)/悪G堂」。見た目は商品名通りお掃除などで使う銀色のブリキ製バケツだ。デザイン制作では、実際のバケツを撮影した画像をもとにCGで型を起こし、染色の際はあえてところどころに色ムラまで配するなど、とことん質感の再現にこだわっている。大きさも、高さ29×幅35センチと申し分ないので、ひとつあれば買物などのエコバックとしても重宝しそうだ。なお同商品には、防火用バケツをデザインした「赤バケツ」タイプもある。

 出かける時は、遊び心に富んだバッグに必要な物を詰め込んで。だまし絵的バッグなら、たとえ少々重くとも、持ち歩くのが苦にならないかもしれない。

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加藤 秀行、 阪神 裕平[著]

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