『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の巨大ポスター前でポーズするメリル・ストリープFred Duval / FilmMagic / Getty Images

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 メリル・ストリープがサッチャー英元首相を演じた映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で、サッチャー元首相の家族が、この映画の試写会への招待を断っていたことがわかった。

 本作のメガホンを握ったフィリダ・ロイド監督が英BBCラジオで語ったところによると、作品の完成後間もない時期にサッチャー元首相の家族を試写会に招待したが、断られたという。ロイド監督は、「ご家族を一番最初に招待しましたが、受け入れてもらえませんでした。その後、この映画を観てくれたのかどうかはわかりません」と語っている。

 『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は、メリル・ストリープの演技が称賛される一方、サッチャー元首相の元側近や原作者などからその描かれ方に疑問の声も出ている。サッチャー元首相の家族は映画の製作にはかかわっておらず、作品についてどんな意見を持っているのか明らかではない。(竹内エミコ)

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