ボディーガードが所有する拳銃を誤射し、20歳のアドリエン・ピントさんを負傷させたとして、アドリエンさんから訴えられたコリンチャンスFWアドリアーノ。だが、同選手を擁護する証言が続き、アドリエンさんも自らの過失を認めたようだ。

2度の手術を受けたアドリエンさんとアドリアーノの主張は、それぞれ食い違っていた。アドリエンさんは、拳銃はアドリアーノが持っていたと主張しており、アドリアーノはアドリエンさんが持っていたと話していた。

だが、事件が起きたときに車内におり、警察の事情聴取に応じたほかの女性のうちの一人、アンドレア・シメネスさんは報道陣に「アドリアーノは無罪よ」と話していた。アンドレアさんともう一人の女性は、アドリエンさんが誤射したと主張。もう一人の女性は詳細を覚えていないと話した。また、捜査によれば発砲は後部座席で起きたと見られているが、4人はアドリアーノが前方座席に座っていたちと証言していた。

そして29日の捜査で、アドリエンさんが主張を変えたそうだ。『Uolエスポルチ』が報じたもので、これによるとアドリエンさんは泣きながら、誤射したのは自分だと認めたそうだ。

捜査を担当しているフェルナンド・レイス氏は、「彼女はすごく泣いて、とても後悔していると言った。自分から銃を手にしたとも認めたよ。彼女の発言はほかの関係者たちの発言と一致している。まだどんな可能性も排除はできないけどね」と述べている。