寒い冬を節電で乗り切るための節約術

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 寒い冬がやってきました。気象庁によればこの冬の気温は例年並みといいますが、そもそも寒いのに変わりはありません。
 寒さを防ぐためには、コタツや暖房、ストーブなどの暖房機器を欠かすことができませんが、バカにならないのが電気代。実は電気代は水道光熱費の中でも一番注意しなければいけない部分です。

 『47テーマで学ぶ家計の教科書』(矢野きくの、北野琴奈/著、TAC出版/刊)の共著者の一人である節約アドバイザーの矢野きくのさんは、電気は「つけっぱなし」が可能なため、電気代がかさみやすいと指摘します。
 水道を出しっぱなしにしておくとジャージャーと音が出るので気づきやすいですし、ガスは火を扱うために気を使うので、付けっぱなしにすることはほとんどないはず。一方、電気はパソコン、エアコン、テレビ、炊飯器、照明など「つけっ放し」をしようと思えばいくらでもできます。この時期の暖房器具なんかは夜中ずっと「つけっ放し」にしておきたいところ。しかし、そんなことをしてしまうと電気代はどんどん膨れ上がっていきます。

 矢野さんは、暖房費を抑えるための方法として一番大切なのは外からの冷気をカットすることだと述べています。例えば雨戸がある家庭は外の空気が寒くなる前に雨戸を閉めましょう。二重の窓も効果的です。これらがない部屋は厚手のカーテンや断熱シートで代用できます。ただし、カーテンは床につく長さのものでなければ意味はなく、隙間から冷気が侵入したり、室温が逃げてしまうことになります。さらにエアクッション(ビニールのぷちぷち)も効果的。
 また、温かい空気は上にのぼっていく性質があります。そのため、ストーブやエアコンを使っても天井の方に暖気が溜まりやすく、部屋が温かくなったと感じにくいのです。そういうときは扇風機を利用して天井に向けて風を送ると温かい空気が下りてきます。扇風機の電気代は他の電気器具に比べて割安のため、併用すると節電効果が大きいと矢野さんは言います。

 本書では矢野さんによる節約術の他に、ファイナンシャルプランナーの北野琴奈さんによる給与明細や源泉徴収票の見方、貯蓄の考え方、お金の運用方法などが説明されており、2つの視点から「お金とのつきあい方」を丁寧に教えてくれます。

 本書は「教科書」の名の通り基礎から教えてくれます。お金は生きていくために大事なもの。だからこそ、最近家計についてあまり考えていなかったなという人は、この際にしっかりと向き合ってみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)



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