ミランFWズラタン・イブラヒモビッチは、昨年よりも心身ともに自らをうまく管理している。だが、一息つくために、クリスマス休暇は必要だった。スウェーデンの山々と、1日1万1000ユーロ(約112万円)でノルウェーの富豪から借りるスウェーデンの別荘のリラックスした環境が、休息の助けとなるはずだ。

スウェーデンメディアが報じたところによると、イブラヒモビッチが借りる別荘は16人までゲストを招くことができ、スパやプールがあって、プライベートシェフやベビーシッター、スキーのインストラクターやハンティング、釣りのガイドがいるそうだ。イブラヒモビッチは家族とともにバカンスを過ごし、それからドバイでのキャンプへ向かうためにチームへ合流する。

イブラヒモビッチは通常、中断期間後に調子を取り戻すことにさほど時間を必要としない。だが、ドバイでの1週間は、リーグ戦もチャンピオンズリーグ(CL)も戦うミランのシーズン後半戦に向け、イブラヒモビッチがエネルギーを充電するのに役立つはずだ。

ここまで、イブラヒモビッチは見事なパフォーマンスを見せてきた。それは18試合16得点(リーグ戦で11得点、CLで5得点)という数字だけではない。今季のイブラヒモビッチは貴重なアシストマンにもなっている。MFたちが大きな印象を残しているのも、だからこそだ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、マンチェスター・シティFWカルロス・テベスとともに、イブラヒモビッチが「世界最強」になると確信している。

中盤の選手たちが期待以上の結果を残し、何よりもアッレグリ監督のプレーアイディアを実現させている一方で、MFクラレンス・セードルフはときにベンチに座ることへの困惑を隠していない。だが、アヤックスから気に入られている同選手に、ミランを離れるつもりはないようだ。

セードルフは『Voetbal Magazine』で、「現時点でミラノを去るのは不可能だ。将来的には、マネジャーとしてでも、アヤックスに手を貸したい。でも今は、あまりにカオスとなっている」と話している。