12月23日、「本好きのための電子書籍のススメ 道尾秀介さんと電子書籍にチャレンジ!」と題されたイベントが東京・渋谷のSHIBUYA PUBLISHING & BOOK SELLERSで開催されました。

 道尾秀介さんの最新作『カササギたちの四季』を課題図書に、抽選で選ばれた約30人が参加した読書会。当日は、若い読者や女性ファンの姿が目立ちました。

 冒頭で、ソニーの電子書籍ストア「Reader™store」店長の加藤樹忠さんから電子書籍専用端末「Reader」についての操作説明があり、初めて電子書籍に触れる参加者もとまどうことなくイベントはスタート。

 ブックディレクター・幅允孝さんが進行役をつとめ、道尾さんご自身による課題図書の朗読に参加者は静かに耳を傾けました。その後のトークセッションでは、「執筆する際、本当に伝えたい描写や言葉は敢えて書きません。読み手には行間を読みながら情景をイメージしてもらいたい。だから、例えばわざと誰が誰に言ったのか分かりにくい会話を盛り込んでいる部分もあります」と道尾さん。実際に朗読したシーンを幅さんと登場人物になりきってロールプレイングする場面も。

 参加者は、作品の中で心を動かされたフレーズを挙げ質問するなど、「作家さん本人を目の前に緊張した」「面白くためになるお話が聞けて楽しい時間を過ごせた」など、最後まで作品に対する質問や感想が途絶えませんでした。

 電子書籍について話が及ぶと道尾さんは、「紙には紙の本の良さがあり、電子書籍には電子書籍の良さがあると思います。端末に電源を入れる行為が『これから本を読むぞ』というスイッチになるのも面白いですよね。いつか自分も電子書籍を意識して作品を書いてみたいです」と話していました。







■ 関連記事
『「順番・きまり」を守る日本人はサッカーに向いていない?』(2011年12月18日12:10)
『「いまどきのいい女」が、ジャズに走る理由』(2011年12月16日21:00)
『ツイッターも使い方次第では天国と地獄?』(2011年12月16日09:00)


■配信元
WEB本の雑誌