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東京都現代美術館敷地内に建てられたパヴィリオンを舞台に、一年間に渡って東京在住の若手アーティストの個展や公募展、パフォーマンス・イベントを開催していくプロジェクト「BLOOMBERG PAVILION PROJECT」。第二弾のアーティストは、舞台芸術、映画、展覧会、ファッション、朗読とあらゆるジャンルを横断して美しい音色を紡ぎだすアーティスト・蓮沼執太だ。

蓮沼自身初個展となる本展は、全て新作で構成されている。現代美術の文脈の中で音楽を素材として扱い、音楽のあり方についての問いを投げかけるとともに、それらを通したコミュニケーションの新しい可能性を示唆する展示となるようだ。私たちが生きるこの世界で起こるあらゆる事象のすべてを音楽的視点で捉え、それらを作曲する手法によって、3つの映像と音楽をパヴィリオン空間に現前させる。

現代美術において、ますます重要な役割を果たすようになった音/音楽を使った表現。常に新しい空間を開き続け、動き続ける音楽家・蓮沼執太が奏でる美しいメロディが東京都現代美術館内に響き渡る。また、1月7日には東京都現代美術館の講堂にて、公開リハーサルやアーティスト・トークも開催される予定なので、こちらも是非チェックしてみては。
2月19日には、神奈川芸術劇場にて新作も発表する蓮沼執太。多くの才能をあわせもつ彼の活動から今後も目が離せない。

「BLOOMBERG PAVILION PROJECT」
期間:12月10日(土)〜2012年 1月15日(日)
休館日:月曜日、年末年始 ※その他美術館の休館日・展示替え期間の日程に準じます。
公開時間:火曜日〜日曜日 10:00〜18:00 
観覧料:無料
会場:東京都現代美術館 パブリック・プラザ

MOT美術館講座 第45回 
蓮沼執太フィル・公開リハーサル/アーティスト・トーク(蓮沼執太)
日時:2012年1月7日(土)15時〜
場所:東京都現代美術館 講堂(地下二階)
参加費:無料
定員:200名

蓮沼執太×山田亮太(TOLTA)『タイム』
日時:2月19日(日)16:00/18:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>

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