マイケル・マリオットはRCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)の「卒業制作」として、この超軽量椅子「XL1(EXTRA LIGHT ONE)」を発表。若きデザイナーの試みは、当時のイギリスのデザイン界で大きな反響を呼びました。なぜそんなに多くの人々が驚いたかというと、この椅子は最新の素材や技術を用いるのではなく、ありふれた棒材と板材とを巧みに組み合わることだけによって、軽量性と強度を実現しているからです。プロダクトの写真を見ての通りですが、少し乱暴に言ってしまえば、どこにでもあるDIYショップで普通に扱っているような素材のみで、作り上げてしまったということ。同じサイズの木材を使用し、全体的に細く美しいラインを軽やかさに表現。そしてひねりの入った金物を加え、全体のラインを崩すことなく強度を作り上げています。
その後、マイケル・マリオットはイギリスを代表するデザイナーと呼ばれるまでに至りましたが、彼のキャリアの原点はこのプロダクトに集約されています。無駄な装飾をそぎ落とした、構造美。ただ単に最新の素材や技術を追いかけるのではなく、プロダクトそのものの成り立ちや在り方と向き合う姿勢です。
■XL1-2 CHAIR
サイズ:W400xD477xH800mm、SH440mm
価格:39,900円(税込)
MICHAEL MARRIOTT(マイケル・マリオット)「XL1-2 CHAIR」 (ヤマギワオンラインストア)■ヤマギワオンラインストア
http://shopping.yamagiwa.co.jp/03-6741-5822