チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でインテルと対戦することになり、アフリカ・ネーションズカップで主力選手を失う恐れがあるマルセイユは、冬のマーケットでの補強を目指している。

優先ポイントは攻撃で、ローマFWマルコ・ボッリエッロ獲得の可能性が再び浮上しているようだ。だが、マルセイユのディディエ・デシャン監督は、クラブの財政状況や、プレミアリーグやセリエAのクラブから届く自軍選手への誘いも考えなければいけない。

マルセイユはDFセサル・アスピリエクエタがチェルシーのターゲットとなっているようだ。出だしこそ難しいシーズンを過ごした同選手だが、今では納得のパフォーマンスを見せるようになり、リーグでの株が高まっている。だが、22歳の同選手にはローマ、マラガも興味を示していると言われる。

攻撃陣では、マルセイユは1月のアフリカ・ネーションズカップで、2015年まで契約を延長したばかりのFWアンドレ・アイェウに加え、その弟のFWジョーダンもガーナ代表に招集される可能性がある。

『フットメルカート』によると、マルセイユは8月にパリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)も狙ったボッリエッロを狙うとされている。PSGはヨーロッパリーグでグループリーグ敗退となったため、スポーツ面では不利だろう。一方、金銭的にはPSGが有利だ。マルセイユはレンタルでしか動けないからである。

デシャン監督はMFルチョ・ゴンサレスが衰えつつあることにも対応しなければならない。浮き沈みあるパフォーマンスを見せている同選手だが、オリンピアコスが気に入っているようだ。だが、『メルカート365』によれば、エヴァートンとフィオレンティーナも興味を示しているという。