中国人男性ブロガー「李開盛」さんは、「金正日死去のニュースをどう見るか」さんは、というテーマでブログを書いている。ブロガーのプロフィールを見ると、高校教師と書いてある。

 ブロガーは友人からのメールで死去の第一報を知った。「最初は冗談でウソを言っているのかと思ったが、大手メディアのネットニュースが朝鮮中央通信の引用をしているのを見て、本当に死んだのだと分かった」という。

 死去原因については「列車内で死亡したのは事実だろうが、“疲労のため”というのは不適切。北朝鮮メディアは『指導者はお国のために苦労を重ねた』と見せかけたいのだろう」と指摘。「2008年に病気で倒れて以降、もう長くはないだろうと思われていた。今回の急死も、決して意外なことではない」と述べた。

 ブロガーは今後注目している点として、三点を挙げた。

 1つ目は「金正恩がスムーズに権力を継承できるかどうか」。「北朝鮮は国内外に問題を抱えており、わずかなミスで政権が突然崩壊する可能性もある」指摘。政権掌握の手段として「汚職撲滅と称して反対勢力に対する血なまぐさい粛清を行うこともありうる」としたものの、「短期間で金正日時代の政策を転換する可能性は低い」と現実的な見方を示した。

 2つ目は「中国との関係はどうなるか」。金正日の死去後、金正恩は政権維持のために中国への依存度を高めるだろうと、ブロガーは見ている。「この機会を利用し、中国は北朝鮮への影響力を強めるべき」、「核を放棄させる良い機会」と戦略的なチャンスとも捉えている。

 3つ目は「世界的な民主化の流れへの影響」。「閉鎖的で専制的な北朝鮮のリーダーが死去したことは、民主的国家に対してはプラスの原動力となるだろう」、「民主化の流れがさらに北朝鮮に向かえば、北朝鮮の権力者たちも無視はできなくなるだろう」と指摘し、独裁が弱まっていくのではないかという希望を示した。

 結論としては「金正日の死は一種のチャンス」と断言したうえで、「チャンスはまだわずかで、対処を間違えると第二の金正日を生むことにもなりかねない」と警戒感も示した。(編集担当:西谷格)