6年間の休憩を経て、元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ氏がサッカー界へ戻ることを決断した。サンタフェのコロンで幹部として新たなキャリアをスタートさせるべく、2005年の引退後からやっていたポロとゴルフを脇に置くことにしたのだ。

コロンのヘルマン・レルチェ会長は、「サッカーの歴史を築いた偉大なチャンピオンの経験に期待できることとなり、誇りに思う」と明かしている。かつてフィオレンティーナ、ローマ、インテルでプレーしたバティストゥータ氏は、技術事務官という役割を担うこととなる。同会長は「正式なお披露目は月曜(19日)、素晴らしいセレモニーで行うよ」と発表した。

バティストゥータ氏は「数カ月前に生まれたアイディアだ。コパ・アメリカのときだね。そして今、我々は合意に達した。プロジェクトに納得したんだ」と述べている。コロンの下部組織全体を組織し直すというミッションを与えられる同氏の役割について、レルチェ会長はこう話した。

「バティストゥータは技術部門のスーパーバイザーのようなものになる。彼の否定できない経験は、我々が以前から考えていた野心的なプロジェクトを実現させるために重要なものだ。そのプロジェクトとは、下部組織全体の構造を再構築するということだ。クラブのあらゆる分野の責任を担わせて、すべてに関して彼を関与させていくつもりだよ」

数週間前まで、“バティゴール”はアルゼンチン代表でスタッフ入りすると思われていた。だが、コロンのプロジェクトがより納得できるものであったことは明らかだ。バティストゥータ氏はコロンで補強交渉にも携わると見られる。