ついに発売開始！PlayStation Vitaで格安3G通信サービス「b-mobile SIM」が利用できるのか！？実際に試してみた【レビュー】

PlayStation Vitaの3G/WifiモデルではドコモMVNOの通信サービスは利用できるのか？

昨日17日、満を持して発売されたソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）製携帯ゲーム機「PlayStation Vita」（以下、PSV）。

無線LANのみを搭載した「WiFiモデル」と、3Gおよび無線LAN（Wi-Fi）に両対応したモデルの2種類が発売されていますが、3Gに対応したモデルには、NTTドコモのプリペイド通信用のSIMカードがプリセットされています。

そこで、今回は、当ブログメディア「S-MAX（エスマックス）」の視点として、より低価格で3Gデータ通信サービスが利用できる日本通信の「b-mobile U300」が利用できるかを検証してみました。

では、早速、設定方法なども含めて紹介していきたいと思います。

■手順1：SIMカードを挿し換える
PSV本体の左側面にあるUSIMカードスロットには、初めからドコモUIMカード（FOMAカード）が挿さった状態になっており、通常はライブエリア（PSVのホーム画面）にある「ネットワークオペレーター」（ドコモのロゴの描かれたアイコン）をタップすることで、NTTドコモの提供しているオンライン接続サービスのセットアップができます。


PSVの3G/Wifiモデル左側面にはUSIMカードスロットがあります。


SIMカードはトレーに乗った状態になっているので挿し換えるときは向きと方向に注意しましょう。

今回は、電源投入前にUSIMカードスロットからプリセットされているドコモUSIMカードを外し、日本通信が提供しているb-mobile U300のFOMAカードを挿しこみます。


尚、MVNOキャリアのSIMカードが挿さってる時にネットワークオペレーターを起動すると図のような画面が出ます。

上の写真を見ての通り、MVNOキャリアのアクセスポイント設定は設定メニューにある「モバイルネットワーク設定」から設定します。


■手順2：アクセスポイント設定をしましょう
ライブエリアの下側の画面にある「設定」の項目をタップして、「はじめる」→「ネットワーク」→「モバイルネットワーク設定」→「APN設定」→「手動で設定」と選んでいきます。

ここで、アクセスポイントの入力画面がでてきますので、利用しているキャリアのアクセスポイントを設定します。

ここでは、日本通信のb-mobile U300で設定しています。

入力する設定はb-mobile U300のAndroidおよびWindows Mobile向けのものと同じです。

b-mobile U300以外のNTTドコモ網を借り入れたMVNOであるソフィアモバイルやIIJなどの他MVNOの場合も、それらのMVNOキャリアが提供しているアクセスポイント設定を入力することで利用可能になると思われます。例えば、イオンSIMと呼ばれるサービスならさらに月額980円から利用できるようになります。


このアクセスポイントの場合、パスワードは「bmobile」になります。


■手順3：テストしてみましょう
PSVのネットワーク設定には「インターネット接続テスト」という項目があり、現在のネットワーク設定でオンライン接続の可否と速度の計測をする機能があります。設定したアクセスポイントが間違っていないかをここで確認ができます。




b-mobile U300でテストした結果

なお、速度測定は、筆者の家で行なったため、環境により差が生じることがあることをご了承ください。

NTTドコモが提供している接続サービス以外にも、ドコモMVNOキャリアのデータ定額サービスが利用できることが確認できました。

特に、日本通信のサービスは面倒な契約をすることなく定額データ通信サービスが利用できるため、PSVを活用する上での選択肢として十分に検討する価値があると思います。

記事執筆：河童丸