平成の大ベストセラー作家、人気シリーズが完結

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 出版不況といわれて久しい中、平成のベストセラー作家の1人に数えられている佐伯泰英さんは「職人作家」を自認し、ほぼ月に1冊という驚異的なペースで作品を世に送り出し続けている。

 もともと海外経験を生かした国際サスペンスを手がけていた佐伯さんだが、1999年に初の時代小説『密命 見参! 寒月霞斬り』(祥伝社)を発表し、たちまち数多くの人気シリーズを抱える国民的時代作家となった。

 そして、時代小説転向のきっかけとなった作品であり、シリーズ累計625万部を突破するなど読者から圧倒的な支持を集める「密命」シリーズが、26巻目となる最新作『晩節 密命・終の一刀』(祥伝社/刊、2011年12月15日発売)でついに完結を迎える。

 将軍・吉宗主宰の上覧剣術大試合から5年。故郷に隠れ住んでいた金杉惣三郎は、周囲に暗躍する影の存在を認め、再び因縁の地・尾張へ向かう決意をする。一方、惣三郎の倅・清之助も吉宗の密命を受け、江戸から同地へと向かっていた。最後の戦いを前に惣三郎は何を想い、何を守るのか?

 現在、完結を記念し、「密命」公式ウェブサイトでは佐伯泰英特別インタビュー動画を公開。作品の誕生秘話、登場人物への想い、そして最終巻の読みどころなど、充実した内容となっている。

 佐伯時代小説の大きな魅力は、迫力ある剣戟シーンはもちろん、いきいきとした市井の喧噪や、現代にも通じる家族の成長と絆が描かれていることにある。

 これまで時代小説を読んだことがない人も、これを機に老若男女問わず楽しめるその世界に触れてみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)

▼「密命」シリーズ既刊
http://www.sinkan.jp/special/mitsumei/prev_publish.html
▼完結記念特別インタビュー
http://www.sinkan.jp/special/mitsumei/index.html



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