『smart』1月号の表紙は、AKB48大島優子さん。編集長は「ももクロ」好き!?

写真拡大

〜オキロビッチの潜入〜
●男性ファッション雑誌『smart(スマート)』の躍進

わずか3年で販売部数が1.5倍。前回発売号の売行きは、なんと30万部を完売するほどの勢いだという。そんな日本で一番売れている男性ファッション誌『smart』を率いるのが、一風変わった経歴とキャラクターで異彩を放つ、太田智之編集長(以下、太田編集長)だ。今回の〜オキロビッチの潜入〜は、元住宅メーカーの営業マンという異色の経歴を持つ同編集長にインタビューすべく、発行元の宝島社にお邪魔してきた模様をお届けしよう。


(画像:今月号「1月号」をもって取材に応じてくれた、『smart』太田編集長。「ももクロ仕様のおしゃれなネクタイ!!」)

太田編集長登場
『smart』と言えば、オキロビッチ世代では、高校生の頃からのあこがれのおしゃれ雑誌。前日の雨の生乾き靴の匂いを気にしながら、緊張しつつ社内へ…。

ここが人気雑誌『smart』が生み出される現場だ!!編集部というイメージを覆す、整然とした空間に驚く。(太田編集長、少し髪が伸びていたのだが、この取材の後、「やっと髪をカットしてもらえる時間が出来ました!」とヘアサロン行きを心待ちにしていた。)

(画像:意外と(?)整然とした『smart』編集部内)

インタビューの前に、まずは太田編集長のプロフィールを紹介しよう。

太田 智之(おおた・ともゆき)
1975年生まれ。青山学院大学卒業後、住宅メーカー営業などを経て1999年に宝島社入社。『宝島』編集部を経て、
2001年『smart』編集部へ。
2009年3月、編集長に就任。


趣味は自転車、カメラ、マンガ、ゲーム、音楽鑑賞、ショッピングなどの全般に渡るそうで、最近は「ももいろクローバーZ」にハマっているらしい。太田編集長のおしゃれな外見からは想像しがたい、ちょっと意外な趣味…。

オキロビッチ
「はじめまして。今日は『smart』の人気に関する秘密をお聞きしたいと思います。」

・元は別のお仕事されていたんですね。

太田編集長
「はじめまして。そうなんです。最初は全く別の仕事をしていました。しかし、最初の仕事をしてみてやはり「情報を集約して、良いものを皆に知らせる仕事がしたい!」という想いが強くなり、土木作業員や他社の雑誌の編集の仕事を経て今の会社に入りました。」

・前職で参考になったこと、入社後の感想をお聞かせ下さい。

太田編集長
「買う側の視点で考える重要さや、売上などの数字に対する意識などを住宅メーカーの営業時代に学びましたね。」

「入社後に感じたことは、社長との距離が近いこと。今でも毎月1回別部署の部門長が集まる会議が社長も交えて行われるのですが、現場への指示の伝わり方は、早いと思います」

「あとは、服装規定や出社時間の決まりがあることなどでしょうか。企業としては当たり前のことですが、出版社の編集部と言うと、『資料が雑然とした中、ラフな格好で、自由出社』というイメージを持たれる事も多い中、色々な自由なコンテンツを持っている弊社では、『締めるとこは締めて行こう!!』といった雰囲気があります。規律の中から自由を生み出します。」

「様々な事象に対して柔軟性のある会社だな、とそれは今現在も思っています。アメーバ体質と言うのでしょうか。」

オキロビッチ
「なんでもある会社=宝島(社)ということですね。」

『smart』の売り上げが伸びている秘訣。心を掴む、『ビジネス編集力』とは?

オキロビッチ
「『smart』の売り上げはここ3年の間に1.5倍の24万部(月間平均販売部数)と2位の他男性ファッション雑誌を10万部ほど引き離しダントツ1位ですよね。そこでズバリその秘密をお聞きしたいと思います」

・『smart』の売り上げが伸びている秘訣、大事だと思うことはズバリなんだと思いますか?

太田編集長
「そうですね、これまでのファッション誌にはなかった企画で、新しい読者を開拓し続けていることでしょうか。『読売ジャイアンツ原監督のインタビュー』や『世界的アーティスト村上隆の萌え』企画など、より幅広い層にアプローチしています。また最近では、グラビアとつけ麺を融合させた『SDN48×つけ麺』企画も好評でした。」

「また、誌面だけではなく全国紙とコラボレーションした広告企画や、各種メーカーと商品開発を行うなど、独自の『ビジネス編集力』で、ヒット商品やイベントを生み出しています。他業界とのつながりを密にして、全体の活性化のお手伝いもさせていただいていますね。

今回も、ソーシャルファッションサイト『FUKULOG』と『smart』がタッグを組んで、日本中のオシャレ男子を募集するコラボレーション企画『おしゃれ甲子園』で、日本のメンズファッションを盛り上げていきます。」

「総じて、これまでの前提を疑いながら、『新しい読者に知ってもらうには何をすれば良いか』読者視点で考えることが大事だと思っています。」

ビジネス編集力とは…
情報や知識、技術、そして企業などをつなぎ、独自の視点で構成することで、新たな価値を作り出す力の事である。


誌面を作る際に心がけていること
オキロビッチ
「続いて、誌面作りについてお聞きします。」

・誌面を作る際に心がけていること。

太田編集長
「読み応えを、常に意識していますね。男の子は、ファッションも好きならば、アイドルやゲームも好き、ジャイアンツやアートのファンもいます。そういった人達に、どうすれば『smart』を知ってもらい、ファンになってもらえるかをいつも考え企画を作っています。主菜、副菜があって、そして漬物メニューもある。多くの人達が購入したくなるお弁当の様な企画を考えています。

また、誌面作りをしている我々自身が『面白い』『やってみたい』ということを大事にしていますが、それと同時に、あくまで読者あっての雑誌です。『ひとりよがりにならない』そういうことを念頭に置きながら皆さんにお届けしたいと思っています。」

「ももクロスイッチON!」
一通りインタビューを終え、後は記念撮影という段で、先ほどから気になっていた太田編集長のそばにある紙袋について、何気なく聞いてみたところ、中身は「ももいろクローバーZのグッズ」とのこと。

太田編集長
「これ、ももクロのグッズなんです。ほら、すごいでしょ。これがフラッグで、これがハッピ…」

「ももクロ知ってますよね?」

どうやら太田編集長のスイッチを押してしまったようだ。

身を乗り出さんばかり(というか実際に乗り出していた)の勢いに、そこまで詳しくなかったオキロビッチも思わず「も、もちろんです」と答えてしまう。

「記念撮影ですよね。これ着てみましょうか。」

渡されたのは、先ほどの『ももいろクローバーZ』のハッピ。


(画像:袋の中から1つ1つグッズを紹介、説明してくれる太田編集長)

勢いは止まらない。太田編集長、両手いっぱいにももいろクローバーZの大漁旗を掲げ、オキロビッチは同じくももいろクローバーZのハッピを着て一枚。それがこちら!!


(画像:「ももいろクローバーZ」推しの太田編集長とオキロビッチ)

そんな太田編集長に、テラフォー読者におススメの、今月号のお気に入りのページを聞いてみると…。

太田編集長
「ページ中盤にある『ももいろクローバーZ』の特集です!!皆さん、買って是非読んで下さい(もちろん他のページも読み応え十分ですよ!!)」

また、twitterでも【smart_twjp】でつぶやいているので、皆さんフォローして下さい!!」

編集業務で忙しい中、予定時間を大幅に過ぎた熱いインタビューをさせていただいた。社名の通り、なんでもつまった宝島社。またお邪魔したい。


(画像:なんでもあるから「宝島社」)

「宝島社」とは…
女性ファッション誌では日本一の販売部数を誇る『sweet(スウィート)』や、30代女性向けファッション誌では販売部数No.1の『InRed(インレッド)』など9誌のファッション誌を刊行する、ファッション誌販売部数トップシェアの企業。2010年10月に同時創刊した40代女性誌『GLOW(グロー)』とナチュラル系雑誌『リンネル』も部数を伸ばし続け、各ジャンルにおいて販売部数No.1雑誌となるなど、ビジネス編集力を活かしたマーケティング戦略でファッション誌の市場をさらに広げている。


【記事:オキロビッチ/Twitter

▼外部リンク

『smart』公式Webサイト
smart編集部公式twitterアカウント




■関連記事