黄海で不法操業していた中国漁船を取り締まろうとして韓国海洋警察官が殺傷された。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領はこの事件を受け13日、大統領府で国務会議を開き、海洋警察の装備や人員の補強など再発防止に向けた強力な対策を準備するよう指示した。複数の韓国メディアが報じた。

 海洋警察は現在、黄海沖に出動可能な警備艇を68隻運用しているが、3交代制であるため一度に出動できるのは20隻程度しかない。不法操業する中国漁船が集団で領海を侵犯した場合は、対応しきれないのが実状だ。

 李大統領は、「特別予算を編成してでも、不法操業の取り締まりを行う海洋警察の装備と人員を補強すべきだ」と述べ、再発防止のため強力で実質的な対策を準備するよう命じた。

 大統領府の関係者は、「外交的なことは外交的に、国内のことは国内で、海洋警察の問題は海洋警察で実質的に対策を講じろということ」と説明した。

 関係者は2012年に計画されている訪中も、中国の対応次第で再検討する可能性もあると伝えた。「1月の訪中計画はまだ正式ではない」とし、「今後の動きによっては訪中問題に影響を及ぼしかねない。(韓国政府は)断固とした態度で冷静に対処する」と話した。(編集担当:新川悠)