中国山西省懐仁県の街頭で、女性が男に腹部など26箇所刺される事件が起きた。被害者の女性は病院へ運ばれたが死亡した。犯行当時、現場には何人もの通行人が集まったが、ただ傍観していたという。

防犯カメラに映っていた映像によると、先月30日午前9時頃、男は通りがかった女性の手提げ袋を奪おうとしたが、女性は手を離さなかった。すると男は突然ナイフを取り出し、女性の腹部を4箇所刺した。女性が倒れても男は背中や頭などを刺し続け、女性が動かなくなったのを見てようやく手を止めた。しかし、数秒後また女性の頭や背中などを執拗に蹴りつけた。

犯行はおよそ10分間に及び、この間現場には何人もの人が集まったが、男を止めようとする人はいなかった。防犯カメラには、前に立つ人の頭で視界を遮られ、位置を変える人の姿も映されていたという。男は犯行後、現場から立ち去ろうとはせず、倒れた女性のそばを行ったり来たりしており、警察が到着すると何の抵抗もせずに従った。

これまでの調べでは、男と被害者の女性は面識がないことから、警察は精神不安定な状態だった男が通り魔的に起こした事件と見て、動機などについて捜査を進めている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

【関連記事】
ビジネス街で通り魔?突然硫酸を顔にかけられた女性。(南ア)
悪夢の無差別殺人。家族ら8名が射殺、放火される。(南ア)
続く無差別殺人事件。6ヶ月の赤ちゃんも犠牲に。(南ア)
無差別殺人で6名死亡。少女が両親の目の前でレイプも。(南ア)
吹き矢を使った通り魔事件。2日で被害者4名。(米)
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!