韓国と日本は何かと敵視し合うところもあるが、かつて日本を訪れていた「朝鮮通信使」は、日本の繁栄に驚いていたこともある。

たとえば、18世紀の実学者、イ・イク(1681〜1763)は「日本は大海中にあって四方に通じないところがなく、機械の精巧さも学んで熟練している」「日本は広く肥沃で武器が優れており軍卒は精強であること我が国とは比較にならない」と日本を軍事的・経済的な強国であると認識していた。

19世紀の実学者・チョン・ヤギュンも「琉球と日本は大海の中にあってもその技能は中国と同等であり、民草は富み、軍事は精強で、隣国が侵犯できない」と述べている。またイ・イクは「日本は島国ではあるが開国してから久しく、典籍もすべて備えている」「日本の書籍の文字は整然としており、我が国のものとは比較にならない」と述べるなど、従来の日本観とは全く異なる視点で日本を見つめていた。

※週刊ポスト2011年12月16日号