UFC JAPANでの試合をマネージメントサイドともに、強い要望をズッファに伝えていたミノタウロだが、日本復帰はならず今大会でフランク・ミアーとのリベンジに挑むこととなった

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10日(土・現地時間)、カナダ・オンタリオ州のトロント、エアーカナダ・センターで行われるUFC140「Jones vs Machida」。メインはイベント名にあるようにUFC世界ライトヘビー級選手権試合、王者ジョン・ジョーンズにとって2度目の防衛戦で、元同級世界王者リョート・マチダの挑戦を受ける一戦が組まれている。

メイン同様、高い注目を集めているのが、ヘビー級のフランク・ミアー×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの一戦だ。両者はTUFシーズン8のコーチ対決として、2008年12月27日に対戦し、ミアーが2R1分57秒TKOで勝利。UFC暫定世界ヘビー級王座を獲得している。

その後、昨年9月25日のUFC119で再戦が一度は決定したが、ノゲイラの負傷欠場で対戦はキャンセルされ、ミアーは代役のミルコ・クロコップをヒザ蹴りでKOした。ミアーはブロック・レスナーやシェーン・カーウィンという馬力のあるファイターとの対戦では敗れているが、チーク・カンゴやロイ・ネルソンには圧勝しており、UFCヘビー級トップ戦線の座を守り抜いている。

一方のノゲイラは、8月のブレンダン・シャウブ戦で1年半振りの復帰戦を行い、TKO勝ちを収めたばかり。UFC出場以来、PRIDE時代に蓄積したダメージが遂に爆発し、満足な状態でトレーニングに臨むことができなかったというノゲイラ。ミアー戦に敗れた当時は、走ることもままならない状態で、試合に前にファンに取り囲まれると、その人の輪から抜け出せないほどだった。

特に欠けた骨の破片が、関節に挟まっている状態だった腰の具合は最悪で、寝技ではヒップエスケープすら取れなくなっていた。今年の1月に腰に左右のサイドからメスを入れ、リハビリに徹し、ようやく4月になってボクシングの練習に取り組めるようになったが、その後、1日5時間のリハビリと、フィジカル&打撃のトレーニングに専念し、寝技のフルスパーリングを解禁したのは試合の3週間前になってからだった。

そのグラウンドだが、シャウブ戦前にはアントニオ・ペイザォンやホナウド・ジャカレイを相手に、圧倒的な強さを見せていたという意見もある。となると、当然ノゲイラがリベンジを果たすには、寝技の展開に如何に持ち込むことができるかにかかってくる。

シャウブ相手に打ち勝ったものの、ノゲイラがグラスジョーの持ち主であることは間違いない。ただし、ミアーも卓越したグランドコントロールを誇るファイターで、徹底的に寝技を避けるという展開にはならないことが予想される。

「より堅実に、より確実になった」(ノゲイラ)寝技で、ノゲイラがミアーの予想を上回る動きを見せ、即一本という展開もあり得なくはないが、その寝技に持ち込む以前にミアーが勝利を手にする可能性も決して低くない。全てはスタンドの展開、ノゲイラがパンチを食うか、食わないかにかかってくる。
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