トヨタ自動車が過去への回帰を表現したリボーン(Re BORN)シリーズのCMで、豊臣秀吉をキャラクターとして採用したことが、韓国内で物議を醸している。複数の韓国メディアが5日、報じた。

 同CMは11月に日本国内で放映され、豊臣秀吉を北野武さん、織田信長を木村拓哉さんが演じた。

 韓国メディアは、トヨタは壬辰の乱(文禄の役)を起こした豊臣秀吉をCMのキャラクターとして採用し、「復活」をテーマにした広告を制作したが、豊臣秀吉の朝鮮出兵の犠牲者の立場である韓国のインターネットユーザーたちにとって不快な内容であり、議論を巻き起こしていると伝えた。

 このCMは、日本のトップスターである北野武と木村拓哉が出演し、津波などにより、困難を経験したトヨタの復活と世界舞台制覇に向けたメッセージを伝えていると紹介。ところが、木村拓哉が演じた織田信長は、日本統一の過程で婦女子を残酷に殺害し、日本国内でも評価が分かれる人物。また、北野武が演じた豊臣秀吉は織田信長の後を引き継いで、日本を掌握した後、中国の征服を夢見て壬辰倭乱を起こした主役だと指摘。

 CMには朝鮮侵略といった内容はなかったが、豊臣秀吉が復活するという設定自体が、韓国人の国民感情を刺激したと伝えられている。「韓国と日本を不快な関係にした歴史的人物を、有名俳優までを動員して美化したのは、韓国を無視した処置」「すぐ隣の国すら配慮できない企業が、世界市場で再跳躍するというのは矛盾」との意見も見られた。

 同CMは現在日本では放映されておらず、トヨタはドラえもんをテーマにした「リボーン」シリーズの続編を放映している。(編集担当:李信恵・山口幸治)