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テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

例えば商談中、例えばデート中、例えば買い物中、突然決断を迫られて困った! 誰しもそんな経験があるはずです。
 「この金額で受けてくれるなら、お宅に頼むけど」
 「焼肉とお寿司、どっちにする?」
 「こちら限定モデルでして、ラスト1個になっております」

こんな時、ほとんどの人は相手のペースに乗せられてしまっています。即答を強いられた状況で、結果的に思ってもなかったような回答をしてしまうでしょう。焼肉を食べながら、「本当は蕎麦を食べたかったのに」と心の中でリフレイン。

そんな失敗をしないため、「5 秒ためる技術」を紹介します。

方法は簡単です。決断を下す前に、5秒黙ってしまえばいいのです。たった5秒黙るだけで、すべてがスムーズに運んでいくのです。これは僕が自ら実践し、手応えを感じている手法なので間違いありません。とても良い方法なので本当は独り占めしたいのですが、今日は特別にその極意をお伝えしています。

昔からの標語に、

「注意1秒、ケガ一生」

という言葉があります。1秒の注意を怠ると一生苦労するようなケガをしてしまう、だから行動する前に一拍置いて心を落ち着けましょう。そんな意味だと思います。しかし、1秒では足りないのです。五拍です。五拍置く必要があると考えます。

プロレスにおいて、反則は5秒まで許されています。

ブッチャー(黒い呪術師の異名を持つ昭和プロレスの悪役レスラー)がフォークで相手の額をグリグリやっている間、レフリーは「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントします。「ファイブ!」を言う直前にブッチャーはフォーク攻撃をやめて、凶器を隠します。この時、レフリーはブッチャーが反則していることを分かっています。でも、5カウント以内にやめてくれれば、それでスルーなのです。その事は、相手レスラーも観客も、会場にいる全員が承知しています。


アブドーラ・ザ・ブッチャー

時々、ブッチャーも抑えがきかなくなって、5秒以上グリグリやってしまうことがあります。しかし、その時点でレフリーは反則負けを宣告しません。グリグリやっているブッチャーの手を取ってフォーク攻撃をやめさせようとします。ブッチャーは気持ちが高ぶっているので、制止するレフリーの手を振りほどいてグリグリを続けてしまいます。それでもやめさせようとするレフリー、レフリーの制止を振りほどくブッチャー。そんなやりとりが何度かあるうち、レフリーはブッチャーに突き飛ばされて気を失ってしまいます。

なんて牧歌的な光景でしょう。

これはプロレスにおける反則攻撃の猶予についての話ですが、実生活でも5秒くらいだったら黙っても問題にはなりません。

例えば、中学時代の同級生から突然電話をもらい、喫茶店で待ち合わせするとします。特に仲良しでもなかったその人は、何か「良い物」を勧めてきました。

「これ、絶対良いから。君にも使ってもらいたくてさ」

と言われると、普通だったら

「本当に? どれくらい良いの?」

と即答で興味を示してしまいます。
しかし、その話、乗っかっても大丈夫でしょうか?

即答する前に、5秒黙ってみましょう。5秒黙ると、会話はこうなります。

同級生「良い話だから、まず君に、と思ってさ」

貴方「…(1、2、3、4、5)」

同級生「誰にでもしてる話じゃないから」

貴方「…(1、2、3、4、5)」

同級生「一回で良いから、使って欲しいんだよね」

貴方「…(1、2、3、4、5)」

同級生「…」

この辺りで同級生はしびれを切らして、「良い物」を引っ込めるでしょう。もしかしたら、「何だコイツ、気持ち悪い…」と思われてしまうかもしれません。でも、余計な買い物をせずに済んだのです。勇気を出して5秒黙った甲斐がありました。


歴史に残る名言の中にも、5秒ためる技術を垣間見ることが出来ます。

「体力の限界、気力もなくなり引退することになりました」

これは昭和の名横綱、千代の富士関が引退会見で残した名言です。
実際の映像をご覧ください。

千代の富士引退会見
http://youtu.be/SHwOwFAFBw4?t=10m09s

千代の富士関は、「体力の限界」と言った後、見事に5秒間のためを作っています。この5秒によって、「体力の限界、気力もなくなり引退することになりました」という台詞が名言として成り立った、と言っても過言ではないでしょう。

5秒という時間は、絶妙なのです。短過ぎず長過ぎず、かといって何もなかったかのように素通り出来る時間でもなく。

僕も5秒ためられるようになるまで、かなりの訓練を積みました。日常生活の会話において、5秒の空白はかなり大きいのです。相手からのプレッシャーを感じながらの5秒間。時にはその重圧に押し戻されそうになりました。そんな時はいつも、千代の富士関の引退会見の間合いを思い出し、5秒のためをつくってきました。

これからの生活の中で、迷ったりカチンときたり気持ちが高ぶったり、あるゆる場面に遭遇することと思います。その時は是非、5秒ためてみてください。衝動や怒りに任せて行動してもあまりいい結果は望めません。気持ちがザワっとしたら、「体力の限界、気力もなくなり」のあの間合いを思い出してみましょう。

5秒ためる技術の上級編として、「15秒ためる技術」という高等テクニックがありますが、それはまた機会がありましたらお伝えいたします。

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この記事の元ブログ: 5秒ためる技術


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