パナソニック電工(株)は、耐久性が必要とされる水まわり建材の材料に、植物由来原料を配合・成形する技術を業界で初めて確立した。今後システムキッチンカウンター部材、システムバス天井部材、洗面化粧台ボウル部などの素材として展開し、2012年度に約40tの石油由来原料から、植物由来原料への切り替えを目指す。

近年、樹脂製品において、枯渇資源である石油を出発原料とするプラスチックから植物由来のプラスチックへ移行する動きが高まり、家電製品、ノートパソコン、携帯電話、自動車の内装部品などへの採用が拡大しているが、水回り建材は使用期間が長く、水や熱などに対する耐久性の確保が必要なため、植物由来樹脂の採用は困難とされてきた。そうした中、同社では長期にわたる品質耐久性試験を積み重ね、植物由来原料と熱可塑性および熱硬化性樹脂との複合材料化技術とその成形技術を確立し、このほど水まわり建材製品の材料として十分な耐久性を実現した、植物由来原料配合の水まわり建材の開発に至った。