こちらが、今売れている2000円以上の高級シャンプー。たかがシャンプーにというアナタ、一度使うと抜け毛が減るのを実感できるらしいですぞ

写真拡大

 男性用シャンプーの市場が拡大している。2008年に約76億円だった市場規模は、2010年には約115億円と約1.5倍に成長。こだわりを持ってシャンプーを選ぶ男性が増えたことがその要因で、頭打ち感のある女性向けシャンプーに変わる新たな市場として、企業の注目を集めている。

 この急成長を牽引(けんいん)するのが「薬用スカルプD」(アンファー)や「UL・OS(ウル・オス)」(大塚製薬)などのノンシリコンシャンプーだ。これは、毛髪をコーティングする成分であるシリコンを配合していないシャンプーのことで、抜け毛を防ぐ効果があると言われている。

 そもそもシリコンは、市販のシャンプーのほとんどに配合されている。毛髪をコーティングして、さらさら・つるつるに保つことができる成分だが、そのシリコンが毛穴にたまりやすく、ニオイや抜け毛の原因になりかねないという人もいた。そこで脚光を浴びたのがノンシリコン。シャンプーの目的は汚れを落とすことなので、毛髪コーティング剤が配合されている必要はない。最大の弱点である洗髪後のごわつきについて、美容ジャーナリストの加藤智一氏はこう語る。

「以前は、洗ったときに髪がごわつくといったこともあったのですが、最近のノンシリコンシャンプーはかなり改善されています。多くの商品で、シリコンなしをカバーするために、泡がきめ細かくなって髪も頭皮も傷めずにケアできるようになりました。しかしその分、価格が少し高めで、1本数千円するものが多いですね」

 確かに「薬用スカルプD」(350ml)は3,800円、「UL・OS」(500ml)は2,250円と、少々お高い気もする。もともとノンシリコンシャンプーは、美容院で使われたり販売されてきた、いわばプロのシャンプーなのだ。

「それが、2、3年ほど前からオーガニックへの意識の高まりがあり、女性向けに一般のドラッグストアで販売され始めました。この女性向けのノンシリコンシャンプーの売れ行きがよく、なおかつ男性向けのシャンプーの『スカルプD』も好調だったため、各社ともに男性向けを研究していったというわけです」(加藤氏)

 ノンシリコンシャンプーのひとつ「Rigaos(リガオス)」の販売元、ラボーテ・ジャパンのプロダクトマネージャー・中西達哉氏も、シリコン入りには負けないとばかりにこう語る。

「洗浄力や殺菌力が強すぎて頭皮への刺激が強くなってしまうことのないように、優しくしっかり洗うという点を追求して開発しました。頭皮のイヤなニオイを抑えられるよう樹木由来保湿成分を配合し、頭皮環境を整えるという点にもこだわりました」

 この「Rigaos(リガオス)」も450mlで3,675円と値は張るが、売れ行きは上々だという。

「販売開始から3ヵ月で、予想以上の反響がありました。お客さまからは『抜け毛が減った』『頭皮のニオイを気にしていたけど、におわなくなった』などの声が寄せられています」(中西氏)

 使えば分かる、値段以上の価値ということ。ただ洗うだけでは物足りない、毛髪だけでなく毛根にまで気をつかう、男性もシャンプーにこだわる時代が来ているようだ。

(取材/林 将勝、撮影/関根弘康)

【関連記事】
紳士服の「AOKI」が男性用カツラ「ヘアスーツ」を販売開始
食べるだけでポカポカ。今年の冬はショウガがあれば暖房いらず?
仕事中の頭痛にオススメ「耳つぼマッサージ」
完全にチン黙?韓国で使用が認められた「去勢剤」の威力
ケータイ電磁波で男性の生殖機能が低下する?